EDとは
2015年に開催された第4回コンサルテーション会議(Fourth International Consultation on Sexual Medicine: ICSM)にて「ED:勃起障害・勃起不全」(Erectile Dysfunction)」は以下のように定義されています。
【EDの定義】
満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または(and/or)維持できない状態が持続または(or)再発すること
インポテンスとは違うの?
一昔前はEDのことをインポテンス(英:impotence)やインポテンツ(独:impotenz)、略して「インポ」と表現されていましたが、「インポ」という言葉が「能力が低い」「役立たず」等々、侮辱的な場面でも使われるようになったこともあり、日本インポテンス学会においても差別用語にあたる表現は医療用語としても相応しくないとの意見が多く出て、1995年に学会の名称も「日本インポテンス学会」から「日本性機能学会」と変更され、この頃より勃起障害や勃起不全のことを英語の「Erectile Dysfunction」の略であるEDと呼ばれるようになりました。つまり、インポテンスとEDは同じ意味ですが現在の医療業界では「インポテンス」は一切使用されず「ED」が使用されています。
EDの症状とは
EDの症状は人によってさまざまです。以下のような症状の結果、性的能力に自信がもてず、性生活に億劫になってしまう人も多く見られます。
- 性欲や興奮はあっても、なかなか勃起しない
- 最初は勃起するけれど、持続ができない
- オナニーでは問題なく勃起するけど異性との性行為の時は萎えてしまう
- 性行為の経験回数が少なく、不慣れなため緊張して勃起しない
- 挿入できても途中で萎えて抜けてしまう
- 勃起はしているのに明らかに堅さが不十分
通常、性的な刺激を受けると、脳による興奮が神経を通して陰茎に伝わります。すると陰茎海綿体の動脈が拡張し、十分な血液が流れ込むことで大きく膨らむのが、いわゆる勃起という現象です。しかし、神経や血管に何らかの問題があり、海綿体に十分な血液が送り込まれないと、満足のいく勃起が得られず、ED症状につながります。
EDの分類と原因
勃起には、【性的刺激を脳で感じる】⇒【性的興奮が神経を通じて陰茎に伝達される】⇒【陰茎動脈の拡張によって血液が性器海綿体に流れ込む】という3つが必要不可欠です。脳が性的刺激を受けると、性的興奮が脳から陰茎に伝わり、陰茎動脈血管の内皮細胞から一酸化窒素(NO)が分泌されます。これが陰茎海綿体の平滑筋の中で、サイクリックGMPという神経伝達に関わる物質が産され、血管平滑筋を弛緩させます。すると大量の血液が海綿体内に流入して、勃起が起こります。これらのうちひとつでもうまく働かないと、十分な勃起が起こらず、十分な硬さが出ない、中折れなどのED症状が起こります。また神経や血管の損傷が大きい場合には、まったく勃起をしないということも起こりえます。人によって様々ですが、EDの原因は大きく分けると主に以下の4つに分類されます。
- ● 器質性ED:
中高年から発症することが多く神経の障害や、血管の動脈硬化の進行などが原因となって起きてしまうEDのこと。 - ● 心因性ED:
性行為自体の経験が浅い20~30代の若い男性に多く仕事や家庭などの日常生活におけるストレスや、性交がうまくいかなかったことのトラウマなどの精神的ストレスが引き金となるEDのこと。「性欲が出ない」、「性行為が面倒」なども、この心因性EDに分類される。 - ● 薬剤性ED:
内服している治療薬の副作用が原因で起きてしまうEDのこと。特に抗うつ薬が多い。また降圧薬や前立腺肥大症の治療薬が原因の場合もある。 - ● 複合型ED:
器質性・薬剤性・薬剤性が様々な組み合わせで複合して生じるEDのこと。
器質性ED
中高年からのEDに多いものが、「器質性ED」です。器質性EDとは、神経の障害や、血管の動脈硬化の進行などが原因となって起きてしまうEDのこと。病気がなくても、30歳を過ぎると加齢と共に血管は老化してくるため、弾力性が徐々に低下して(動脈硬化)EDの症状を自覚してくる方が出てきます。動脈硬化になると血管が十分に拡がらず、血の巡りが悪くなり、陰茎海綿体にも十分な血液が流れ込まなくなります。
生活習慣病(高血圧・糖尿病・高脂質症など)の方は特に要注意!
生活習慣病も血管に負担をかけますから、それが原因で動脈硬化が進行してしまうことも考えられます。他にも、喫煙や過度の飲酒も同様の危険性が!最近ED気味かも・・・と思ったら、まずは見直すことのできる生活習慣から変えていきましょう。
また、正常に勃起をするためには神経が重要です!神経には脳を含む中枢神経と、脳と末梢をつなぐ脊髄神経と、身体全体につながる末梢神経がありますが、性的刺激を受けた時に、これらの神経を通して「今だ!勃起せよ!」と陰茎に命令します。しかし、神経に障害を受けると、その命令を下してもうまく陰茎まで伝わらないため、EDの原因となってしまうのです。
神経系の異常としては、糖尿病性神経症やパーキンソン病などの内的要因と、脳出血や不慮の事故による脊髄の損傷、前立腺肥大や前立腺がんの一部の手術のように外部からの神経を傷つけるような外傷が原因となることもあります。
心因性ED
EDといったら、「中高年に多い症状」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
20代、30代でも中折れや勃起障害に悩んでいる方が多く、そんな方に多いのが、「心因性ED」です。身体には不調がないのにいざという時に勃起しなかったり、頻繁に中折れしたり、というのは、仕事や家庭などの日常生活におけるストレスや、性交がうまくいかなかったことのトラウマなどの精神的ストレスが引き金となってしまっているのです。奥さんから子作り宣言された日だけはなぜかうまくいかない・・・ってことはありませんか? それは「今日だけはうまくやらなきゃ!」というプレッシャーが大きなストレスとなり、神経に性的興奮がうまく伝わらないことで、自分の意思とは裏腹に、勃起できなくなってしまうんですね。このようなストレスやプレッシャーがあると、性的な興奮が神経を通してスムーズに陰茎に伝わりにくくなり、EDを引き起こします。性行為自体の経験が浅い20代の若い男性が緊張からなる場合や、仕事で忙しくまた子作り世代でもある30代の男性に多いパターンです。
また、最近増えているうつ病によるEDです。「性欲が出ない」、「性行為が面倒」なども、この心因性EDに分類されます。
薬剤性ED
ある疾患で内服している治療薬が原因で引き起こされるEDが「薬剤性ED」です。つまり薬の副作用が原因で起きてしまうEDのこと。当院でも年齢的にまだ若い世代で尚且つ抗うつ薬・向精神薬・睡眠薬を服用している方や、年齢に関わらず高血圧の人に処方される降圧剤を服用している人などでは薬剤性EDを疑うようにしています。実際に主治医に服用している薬剤を変更してもらっただけでEDが改善に向かう人もいました。具体的には、どのような薬が薬剤性EDになりやすいのか?これについては日本性機能学会が監修を務める【ED診療ガイドライン第3版】に「EDを引き起こす可能性のある薬剤」として以下の内容が掲載されています。
降圧薬
勃起機能への悪影響を示唆する報告が多いのが利尿剤、β遮断薬、Ca拮抗剤。 α遮断薬、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬は影響が無く、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)に関しては保護的に働くという報告が多い。 高圧薬が勃起機能に与える影響の機序は医学的には解明されていないため、器質性EDでも解説した通り高血圧そのものがEDを引き起こす要因となっていることから、降圧薬による薬剤性EDなのか、高血圧によるEDなのか、あるいはその両者なのかの判断基準は存在しないという点は留意しておく必要があります。
抗うつ薬
選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であるパロキセチン(先発:パキシル)の服用で64.51%、セルトラリン(先発:ジェイゾロフト)の服用で67.05%、また、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)であるベンラファキシン(先発:イフェクサー)の服用で75%のEDを発症という報告がされています。しかし、アメリカのボストンにあるBACH(Boston Area Community Health)研究によると、ベンゾジアゼピン(デパス、レキソタン、セルシン、ワイパックス、メイラックス等の抗不安薬)ではオッズ比2.34*¹(服用していない人より約2.34倍EDを発症させる)、三環系抗うつ薬(アモキサン、アナフラニール、トフラニール等)ではオッズ比3.35と有意だが、SSRI、SNRIでは有意差は無かったという報告もあります。抗うつ薬を服用を始めてEDを自覚しても自らの判断で減薬または服用を止めたりすると鬱病の治療そのものに支障をきたすので必ず主治医に相談することが重要です。 *¹オッズ比とは服用群の発症率と非服用群の発症率との比率です。抗不安薬服用を始めている100人の中で「ED発症60人」「ED未発症40人」、抗不安薬を服用していない100人の中で「ED発症40人」「ED未発症60人」だった場合、【オッズ比計算方法】(60/40)÷(40/60)=2.25 ⇒ オッズ比2.25となります。
前立腺肥大症治療薬(BPH治療薬)
α遮断薬の服用で射精障害は多く報告があるが、EDに関しては影響が無いか保護的に働くという報告が多い。BPH治療以外にAGA治療でも使用される5α還元酵素阻害薬は多くの研究で一致してEDを誘発するとされている。プラセボ対照のランダム化比較試験(無作為化比較試験、RCT)ではフィナステリドで3.4~15.8%(プラセボ1.7~6.3%)、デュタステリドで1.7~11%(プラセボ1.2~3%)でEDが発生しています。
非ステロイド性抗炎症薬
2012年度版のEDガイドラインでは薬剤性EDを引き起こす可能性があると記載がありましたが、その後の試験で他の薬剤や関節炎などの交絡因子によう可能性が高いのでEDとの関連性は薄いと考えられます。
特に抗うつ薬・向精神薬は、添付文書にも副作用としてEDの発症率が低く記載されていることが多いです。そのため、精神科又は心療内科にて処方を受ける際に副作用でEDがあることを主治医から伝えてもらっていないケースが多く見受けられます。またうつ病などの精神疾患の場合では、精神的に弱っているので性行為を試みる人も少ないので、当院を受診して初めて薬の影響でEDになっている可能性を知る人が多いのが現状です。心配なのは上記のEDガイドラインにも書かれているのですが、薬剤性EDのことを知らずに多くのうつ病患者さんがEDも心の病だと思い込んで更に病状を悪化させる可能性があるという点です。
複合性ED
実際には、『EDの原因はこれ』と特定することは難しく、器質性・心因性・薬剤性が複合して起こることが多くあります。加齢による動脈硬化により高血圧気味となり降圧剤を服用するようになり、その副作用でEDを発症している場合は「器質性+薬剤性」の複合型EDです。また、ある薬の副作用で中折れを経験したがために、そのことを性行為の度に思い出すことで不安がよぎり勃ちが悪い場合は「薬剤性+心因性」。
仕事での疲れやストレスなどからED気味になり、さらに鬱病を患い抗うつ薬を服用して更にEDが進行した場合は「心因性+薬剤性」の複合です。他にも年を取って器質性EDとなり性行為の際に明らかに女性に失望感を感じさせてしまい心因性EDも合併する場合もあります。いずれの要因の場合でも、バイアグラなどのED治療薬は有効ですので、当院にご相談ください。
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EDの治療方法
まず試してみてほしいのは、バイアグラをはじめとするED薬の服用です。ED治療薬を服用し、その効果を判定するのが近年の主流となっています。特定の手術や疾患がない場合には、ほとんどの場合でED治療薬の内服で大きな改善が見られます。日本ではバイアグラ(シルデナフィル)とレビトラ*¹(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)の3種類の治療薬が販売されています。陰茎の血管を拡張し、血液の循環を良くする作用があり、医師の診察のもとで処方を受けることができます。
*¹レビトラについて
発売元であるバイエル薬品より販売中止の発表がされ、現在、国内正規品は流通していません。 詳しくはレビトラ錠の販売中止が決定をご覧ください。
レビトラ錠の代替は、安全が担保されない海外製ではなく、国内では厚労省から認可を得た国内正規レビトラジェネリックとしてバルデナフィル錠が発売開始されていますので、こちらをご利用ください。
年代別のED有病者数調査
日本の男性6,000人を対象に2022年8月に当院にて行った調査では20~79歳の男性の20.5%、約952万人が、中等度ED以上(勃起維持頻度:10回中6回以下)のED症状を抱えていることがわかりました。「軽度(勃起維持頻度:10回中9回)」「軽度~中等度(勃起維持頻度:10回中7~8回)」のEDも含めるとその推定数は2,000万人以上となります。そうなると成人男性の2.3人に1人以上が何らかのED症状を抱えていると推測されます。
| 年代 | EDではない | 軽度ED | 軽度~中等度ED | 中等度ED | 重度ED | 完全ED | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 20代 | 620(72.9%) | 107(12.6%) | 64(7.5%) | 24(2.8%) | 17(2.0%) | 18(2.1%) | 850(100%) |
| 30代 | 671(72.9%) | 101(10.1%) | 59(6.4%) | 38(4.1%) | 20(2.1%) | 31(3.4%) | 920(100%) |
| 40代 | 782(66.3%) | 149(16.6%) | 108(9.2%) | 75(6.4%) | 32(2.7%) | 34(2.9%) | 1,180(100%) |
| 50代 | 620(55.9%) | 154(13.9%) | 136(12.3%) | 92(8.3%) | 61(5.5%) | 47(4.2%) | 1,110(100%) |
| 60代 | 436(45.0%) | 143(14.7%) | 113(11.7%) | 111(11.4%) | 86(8.9%) | 81(8.4%) | 970(100%) |
| 70代 | 286(29.5%) | 115(11.9%) | 107(11.0%) | 141(14.5%) | 108(11.1%) | 213(22.0%) | 970(100%) |
| 合計 | 3,415(56.9%) | 769(12.8%) | 587(9.8%) | 481(8.0%) | 324(5.4%) | 424(7.1%) | 6,000(100%) |
| 集計期間 | 2022年8月17日〜19日 |
|---|---|
| 調査方法 | インターネット集計 |
| 調査対象 | 全国の20~79歳(5歳階級別) 男性 合計6,000名 |
| リサーチ協力 | 株式会社ネオマーケティング |
| 2022年データ | 令和4年1月1日住民基本台帳年齢階級別人口に有病者割合を掛け算出 |
| 調査対象N数 |
人口構成比に基づき年齢別に割り振った日本全国の男性20~79歳 6,000人を対象 「20~24歳:420人」「25~29歳:430人」「30~34歳:440人」「35~39歳:480人」 「40~44歳:540人」「45~49歳:640人」「50~54歳:600人」「55~59歳:510人」 「60~64歳:470人」「65~69歳:500人」「70~74歳:590人」「75~79歳:380人」 |
- EDではない毎回、性交に十分な勃起を得ることができて維持することもできる(勃起維持頻度:10回中10回)
- 軽度EDたいていの場合、性交に十分な勃起を得ることができて維持することもできる(勃起維持頻度:10回中9回)
- 軽度~中等度EDしばしば、性交に十分な勃起を得ることができて維持することもできる(勃起維持頻度:10回中7~8回)
- 中等度ED時々、性交に十分な勃起を得ることができて維持することもできる(勃起維持頻度:10回中4~6回)
- 重度EDたまに性交に十分な勃起を得ることができて維持することもできる(勃起維持頻度:10回中1~3回)
- 完全ED毎回、性交に十分な勃起が得られない。また、維持もできない(勃起維持頻度:10回中0回)
軽度ED~完全EDの割合を、総務省が公開している住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和4年1月1日現在)に掛けて算出すると、2,000万人以上がEDに関する悩みを抱えていることになります。
| ED進行状況 | 推計人数 | |
|---|---|---|
| EDではない | 2,648万人 | |
| 軽度ED | 598万人 | 2,004万人 |
| 軽度~ 中等度ED |
455万人 | |
| 中等度ED | 372万人 | |
| 重度ED | 251万人 | |
| 完全ED | 328万人 | |
男性がEDになった時に女性はどう思うのか
ED(中折れ)を経験した時に男性自身は中折れして何を思いましたか?「男性」でも調査結果を紹介している通り【「がっかりする・残念な気持ちになった」(51.9%)】【「男として情けないと思った」(44.7%)】【「相手に対して申し訳ないと思った」(40.2%)】と思うのが大多数です。これは男性であれば予想通りの結果だと思います。
では、「女性側は何を思うのか?」これに関しては女性に直接、本音を聞いたことのある男性はあまりいないのではないでしょうか?男性であれば誰しもご興味あるかと思い、当院にて調査を実施しました。
| 集計期間 | 2022年1月14日~1月17日 |
|---|---|
| 調査方法 | インターネット集計 |
| 調査対象 | 全国の20代~50代の女性(10歳階級:各650名)合計2,600名 |
| リサーチ協力 | 株式会社ネオマーケティング |
男性がED(中折れ)で多少なりとも性行為に支障がでた経験はありますか?(n=2,600)
(上記「ある」と回答した人へ)性行為中に男性がEDになったとき、不満を感じましたか?(n=810)
(上記「ある」と回答した人へ)男性が中折れした時にどう思いましたか?(n=810)
| 回答 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 女性合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 疲れているのだろうと思った | 62(40.3%) | 92(47.2%) | 101(44.5%) | 108(46.2%) | 363(44.8%) |
| 「自分に魅力がないのでは?」と不安になった | 58(37.7%) | 58(29.7%) | 60(26.4%) | 43(18.4%) | 219(27.0%) |
| 仕事などでストレスが溜まっているのだろうと思った | 32(20.8%) | 46(23.6%) | 63(27.8%) | 63(26.9%) | 204(25.2%) |
| 加齢によるもので仕方ないと思った | 15(9.7%) | 34(17.4%) | 64(28.2%) | 90(38.5%) | 203(25.1%) |
| がっかり残念な気持ちになった | 28(18.2%) | 41(21.0%) | 38(16.7%) | 35(15.0%) | 142(17.5%) |
| お酒の飲み過ぎだと思った | 24(15.6%) | 37(19.0%) | 34(15.0%) | 43(18.4%) | 138(17.0%) |
| 自分自身にテクニックがなく申し訳なく思った | 29(18.8%) | 30(15.4%) | 18(7.9%) | 21(9.0%) | 98(12.1%) |
| 「自分のことを好きではないのでは?」と思った | 23(14.9%) | 25(12.8%) | 19(8.4%) | 17(7.3%) | 84(10.4%) |
| 相手の男性の健康に問題があるのではないかと思った | 17(11.0%) | 24(12.3%) | 19(8.4%) | 17(7.3%) | 77(9.5%) |
| セックスのマンネリ化が原因と思った | 12(7.8%) | 24(12.3%) | 15(6.6%) | 20(8.5%) | 71(8.8%) |
| 相手が緊張しているのが原因と思った | 19(12.3%) | 14(7.2%) | 12(5.3%) | 13(5.6%) | 58(7.2%) |
| なんとも思わなかった | 9(5.8%) | 11(5.6%) | 16(7.0%) | 13(5.6%) | 49(6.0%) |
| 「臭いなど自分自身に問題があるのでは?」と心配になった | 19(12.3%) | 11(5.6%) | 11(4.8%) | 4(1.7%) | 45(5.6%) |
| 相手に嫌悪感を抱いた | 12(7.8%) | 11(5.6%) | 5(2.2%) | 13(5.6%) | 41(5.1%) |
| かわいいなと思った | 12(7.8%) | 9(4.6%) | 5(2.2%) | 6(2.6%) | 32(4.0%) |
| 「浮気をしているのでは?」と疑った | 8(5.2%) | 10(5.1%) | 6(2.6%) | 3(1.3%) | 27(3.3%) |
| この人とセックスしなければよかったと後悔した | 6(3.9%) | 7(3.6%) | 4(1.8%) | 8(3.4%) | 25(3.1%) |
| 体の相性が合わないので別れようと思った | 7(4.5%) | 9(4.6%) | 3(1.3%) | 5(2.1%) | 24(3.0%) |
| 肥満が原因だと思った | 4(2.6%) | 6(3.1%) | 9(4.0%) | 4(1.7%) | 23(2.8%) |
| なさけない男だと思った | 4(2.6%) | 7(3.6%) | 5(2.2%) | 5(2.1%) | 23(2.8%) |
| この人とのお付き合いは、もう潮時かなと感じた | 7(4.5%) | 8(4.1%) | 7(3.1%) | 5(2.1%) | 22(2.7%) |
| 子作り目的による性行為だったためメンタル的要因だと思った | 4(2.6%) | 2(1.0%) | 4(1.8%) | 5(2.1%) | 21(2.6%) |
| その他 | 2(1.3%) | 2(1.0%) | 4(1.8%) | 1(0.4%) | 9(1.1%) |
| 合計 | 154(100%) | 195(100%) | 227(100%) | 234(100%) | 810(100%) |
比較的、男性を責めるような感情を抱くことは少なく、むしろ男性の体調を気遣う意見が上位を占めています。しかし、悲観的になったり、EDの原因を自分の中に探してしまう女性も多くいて、特に若ければ若いほどその傾向が強いことがわかりました。悲観的、また自分を責める傾向にある回答別での以下のランキングを見るとそれは明らかです。
そもそも若ければ若いほどEDを発症する割合が低くなるので、女性も「まだ若いから元気なはずなのに何で?どうして?私に魅力がない?私のことを好きではない?テクニック不足?」と自分の中に原因を探してしまう傾向にあると推測されます。20代30代のパートナーのいる男性は、このとこをよく理解してパートナーに悲観的な感情を抱かせないようEDと向き合っていくことが大切です。
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当院の治療方法
浜松町第一クリニックでは、患者様に問診を実施し、厚生労働省に認可されたED治療薬を処方しております。例えば、心因性EDの場合、何らかのきっかけでEDの悩みが改善するケースが少なくありません。当院の集計データによると、そのほとんどは、バイアグラなどのED治療薬を1回から数回服用し、ご納得のいく性行為ができれば、それが自信につながり、その後はED治療薬を服用しなくても改善するケースが多いことが証明されています。もし、同じようにEDで悩まれている方がいらっしゃいましたら、ED治療薬を試してみることによって改善される可能性は十分にあります。少しでも心配な方は一度当院で受診されてみてはいかがでしょうか?
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バイアグラは、ED治療薬の元祖とも言われている勃起補助薬剤です。 日本では1999年3月より発売され、知名度のみならず愛用者も多いお薬です。
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レビトラは、2004年6月に発売された即効性のあるED治療薬です。販売中止が発表され現在、国内市場からは既に姿は消失しています。
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シアリスは、2007年に発売された最新のED治療薬です。バイアグラ、レビトラと比べ圧倒的な持続効果が特徴です。
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世界で不動の地位を築いてきたバイアグラ。ついに特許期間満了によって2014年5月にバイアグラのジェネリック(シルデナフィル錠)が登場しました。
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レビトラの代替は厚労省から認可を得た国産の沢井製薬、東和薬品、富士化学のレビトラジェネリック(バルデナフィル錠)を推奨します。
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2020年3月にシアリスのジェネリック医薬品「タダラフィル錠」が登場。厚労省から製造承認を取得した東和薬品と沢井製薬のものを扱っています。
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(グループ7院の合算データ)
ED治療薬の処方には医師の診察が必須で、
当院では年間約20万人の対象患者様に処方しています。
(2006年時の20代の初診割合は4.92%)
人口減少しているのにED初診数が増加しており、
20代でEDで悩む割合がとても増えています。
(2006年時の70代の初診割合は1.30%)
当院グループだけでも、
月60名程度80歳を超える患者様にご来院いただいています。
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