AGA(男性型脱毛症)とは
AGA(男性型脱毛症)は、額の生え際や頭頂部から徐々に薄毛が進行する男性に多い脱毛症です。主な原因には、ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンの影響や遺伝的な体質が関係しており、放置すると徐々に薄毛が進行することがあります。
当院が2024年に国内男性6,000人を対象に実施した調査では、30~59歳男性の42.3%にAGAがみられ、AGAを発症し始めた平均年齢は37.5歳でした。
AGAは、英語のAndrogenetic Alopeciaの略称です。Androgeneticは、男性ホルモンを意味するandrogenと、遺伝的要因を意味するgeneticを含む言葉で、Alopeciaは「脱毛症」を意味します。
つまりAGAとは、男性ホルモンの影響と遺伝的な体質が関係して起こる脱毛症を表す医学用語です。日本語では一般に「男性型脱毛症」と呼ばれます。
AGAの要点まとめ
AGA(男性型脱毛症)について、症状・原因・進行の仕組み・治療方法・当院での処方内容を以下にまとめます。AGAは進行性の脱毛症のため、抜け毛や髪の細さ、生え際・つむじ周辺の変化が気になり始めた段階で、早めに状態を確認することが大切です。
| 項目 | 要点 |
|---|---|
| AGAとは →詳しく見る |
AGAとは、思春期以降の男性に多くみられる進行性の脱毛症です。額の生え際やつむじ周辺の頭頂部から髪が徐々に薄くなり、M字型・O字型・U字型などのパターンで進行することがあります。 |
| 主な症状 →詳しく見る |
髪が細く短くなりながら薄毛が少しずつ進行することが特徴です。抜け毛の増加、髪のボリューム低下、生え際の後退、つむじ周辺の地肌の目立ちなどが代表的な症状です。 |
| セルフチェック →確認する |
抜け毛が増えた、髪が細くなった、生え際が後退してきた、つむじ周辺の地肌が目立つようになったなどの変化がある場合は、AGAの可能性があります。セルフチェックで現在の状態を確認できます。 |
| 発症率 →詳しく見る |
当院が2024年に国内男性6,000人を対象に実施した調査では、30~59歳男性の42.3%にAGAがみられました。また、AGAを発症し始めた平均年齢は37.5歳でした。 |
| 主な原因 →詳しく見る |
AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響と、DHTに反応しやすい遺伝的な体質です。睡眠不足、過度な飲酒、ストレスなども、毛髪や頭皮環境に影響する可能性があります。 |
| DHTとの関係 →詳しく見る |
DHTは、テストステロンが5α還元酵素の働きによって変換されることで作られます。DHTが前頭部や頭頂部の毛乳頭細胞に作用すると、髪の成長期が短くなり、太く長く育つ前に抜け落ちやすくなります。 |
| 進行の仕組み →詳しく見る |
AGAでは、髪の成長期が短くなることで、太く長い髪が減り、細く短い毛が増えていきます。進行すると毛髪のミニチュア化が進み、地肌が目立ちやすくなります。 |
| 治療方法 →詳しく見る |
AGA治療では、DHTの産生を抑えるフィナステリド・デュタステリドなどの内服薬や、発毛・育毛をサポートするミノキシジル外用薬などが使われます。症状やご希望に応じて治療方法を選択します。 |
| 早めの対策 →詳しく見る |
AGAは進行性のため、早めに治療を始めるほど、現在残っている毛髪を守りながら改善を目指しやすくなります。進行してからでも治療を検討する価値はありますが、放置せず早めに確認することが大切です。 |
| 当院での処方 →詳しく見る |
当院では、医師の問診のうえ、AGAの進行状態・治療のご希望・ご予算・継続しやすさを踏まえて、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル外用薬などをご案内しています。外来での処方のほか、オンライン診療・郵送処方にも対応しています。 |
| 料金 →料金を見る |
当院では問診・診察料は無料で、費用はお薬代のみとなります。AGA治療は保険適用外の自費診療です。代表的な料金は、フィナステリド錠1mg「トーワ」30錠ボトルが4,000円、デュタステリド錠0.5mgZA「NS」PTPシート30錠が4,900円、ミノキシジル外用薬液5%「FCI」1本が5,000円です。来院診療・オンライン診療ともに共通の税込価格でご案内しています。 |
AGAは、早めの確認と継続的な対策が大切です。
抜け毛や髪の細さ、生え際・つむじ周辺の変化が気になる場合は、まずはセルフチェックで現在の状態を確認し、必要に応じて治療を検討しましょう。
AGAの症状と進行度
AGAの症状は、髪の毛が急に大量に抜け落ちるというよりも、髪が細く短くなりながら、生え際や頭頂部の薄毛が少しずつ進行していくことが特徴です。特に、額の生え際やつむじ周辺から変化が現れやすく、初期の段階では自分では気づきにくいこともあります。
代表的な症状には、抜け毛の増加、髪のボリューム低下、額の生え際の後退、つむじ周辺の地肌の目立ちなどがあります。以前より髪が細くなった、セットがしにくくなった、写真で頭頂部が気になるようになった場合は、AGAが進行している可能性があります。
AGAの脱毛型(M字型・O字型・U字型)
AGAの脱毛型には、額の生え際の左右から「M字型」に後退するタイプ、つむじ付近の頭頂部から「O字型」に薄くなるタイプ、おでこの生え際から全体的に「U字型」に後退していくタイプがあります。また、「M字型+O字型」、「U字型+O字型」が同時に進行する混合タイプもあります。
AGAの進行パターン(ハミルトン・ノーウッド分類)
AGAは、進行する部位や薄毛の広がり方に一定のパターンがあります。1950年代にJames Hamiltonが男性型脱毛症の進行パターンを分類し、1970年代にO’Tar Norwoodが改良を加えた「Hamilton-Norwood Scale(ハミルトン・ノーウッド分類)」が、現在でもAGAの進行度を把握する指標として用いられています。
また、欧米では比較的少ないものの、アジア人では早い段階から頭頂部が薄くなるパターンもみられるため、日本では皮膚科医の高島巌医師が「II vertex型」を加えた高島分類が用いられることがあります。
ご自身の状態に近い進行パターンを確認してみましょう。
- I型:脱毛が始まっていない、またはごく初期状態
- II型:生え際から「M字型」に進行し始めた状態で本人も自覚していないことが多い
- IIa型:おでこから、全体的に生え際がやや後退しはじめている状態
- II型 Vertex型:生え際から「M字型」の進行に加えて、頭頂部が「O字型」に薄くなってきた状態
- III型:生え際から「M字型」がII型より徐々に進行し目立ってきた状態でAGAだと本人も分かる状態
- IIIa型:おでこから、全体的に生え際が後退してきているがまだM字の形をしている状態
- III型 Vertex型:III型の「M字型」状態に加え、頭頂部が「O字型」に進行してきた状態
- IV型:「前頭部」から「頭頂部」にかけて進行した状態だが、「前頭部」と「頭頂部」の脱毛領域がつながっていない状態
- IVa型:おでこから、頭頂部に向かって大きく生え際が後退し、脱毛箇所が「逆Uの字型」の状態
- V型:「前頭部」から「頭頂部」にかけて進行し、「前頭部」と「頭頂部」の脱毛領域がほとんどつながっている状態
- Va型:IVaの脱毛箇所と「頭頂部」の脱毛領域がつながっている状態
- VI型:「前頭部」と「頭頂部」の両方が、全体的にかなり進行し、側頭部と後頭部以外は脱毛が進んでいる状態
- VII型:VI型よりさらに脱毛度合いが進行している状態
AGAのセルフチェック
AGAは初期段階では自分で気づきにくく、家族や友人から指摘されて初めて気づくこともあります。以下の項目に当てはまるものをチェックし、現在の状態を確認してみましょう。
チェック数:0個
判定スコア:0点
現時点ではAGAの可能性は高くないと考えられます。抜け毛は季節や体調、生活習慣の変化などでも一時的に増えることがあります。ただし、抜け毛の増加や髪の細さが続く場合は、経過を確認しましょう。
チェック結果の目安
| 判定スコア | 目安 |
|---|---|
| 0~1点 | 現時点ではAGAの可能性は高くないと考えられます。 抜け毛は季節や体調、生活習慣の変化などでも一時的に増えることがあります。 ただし、抜け毛の増加や髪の細さが続く場合は、経過を確認しましょう。 |
| 2~3点 | AGAが疑われる変化やリスク要因がみられます。 髪の細さ、ボリューム低下、生え際や頭頂部の変化、家族歴などがある場合は、写真などで定期的に確認することをおすすめします。 |
| 4点以上 | AGAが進行している可能性があります。 抜け毛や薄毛が気になる場合は、早めに医師へ相談しましょう。 |
判定スコアの考え方
| 項目 | 加点 |
|---|---|
| 抜け毛・髪の細さ・ボリューム低下・髪型の決まりにくさ・同年代との比較 | 各1点 |
| 生え際の後退・M字型・つむじ周辺・頭頂部の薄毛 | 各2点 |
| 家族に薄毛の方がいる | ・この項目のみの場合は1点 ・他の項目も選択された場合は2点 |
セルフチェックはあくまで目安です。AGA以外にも、円形脱毛症、脂漏性皮膚炎、甲状腺疾患、栄養状態、薬剤の影響などによって抜け毛が増えることがあります。急激な脱毛や頭皮のかゆみ・赤み・フケがある場合は、自己判断せず医師へ相談してください。
AGAの発症率
AGAは、思春期以降の男性であればいつでも発症し始める可能性があります。早い方では10代後半から変化がみられ、20代後半から30代にかけて発症する割合が増えていくとされています。当院が2024年に30~59歳の国内男性6,000人を対象に実施したインターネット調査では、AGAを発症し始めた平均年齢は37.5歳でした。
2004年のデータ
日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、2004年のデータとして、日本人男性のAGA発症率は20歳代で約10%、30歳代で約20%、40歳代で約30%、50歳代以降で40%以上と記載されています。
参考 ⇒ 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
2024年のデータ
当院が2024年に30~59歳の国内男性6,000人を対象に実施した調査では、AGAの発症率は42.3%でした。年代別では、30~34歳で35.8%、35~39歳で39.5%、40~44歳で41.9%、45~49歳で43.0%、50~54歳で46.6%、55~59歳では47.0%という結果でした。
2004年のデータと調査方法が異なるため単純な比較はできませんが、当院の2024年調査では、30代・40代でもAGAがみられる割合が高いことが確認されました。
| 集計期間 | 2024年6月14日~20日 |
|---|---|
| 調査方法 | インターネット集計 |
| 対象地域 | 日本全国 |
| リサーチ協力 | 株式会社ネオマーケティング |
| 調査対象 |
30~59歳の男性6,000名 ※30-59歳(5歳階級別) 内訳は以下の通り 「30~34歳 男性:1,000人」「35~39歳 男性:1,000人」「40~44歳 男性:1,000人」 「45~49歳 男性:1,000人」「50~54歳 男性:1,000人」「55~59歳 男性:1,000人」 |
中等度AGA・重度AGAの発症率
2024年の調査では、AGAの進行度についても調査しています。30~59歳男性におけるAGA発症率42.3%の内訳は、AGA初期7.8%、軽度AGA15.2%、中等度AGA11.9%、重度AGA7.5%でした。
つまり、AGAは軽度の薄毛だけでなく、すでに中等度以上まで進行している方も一定数みられます。年代別の詳しいデータは、以下のページで解説しています。
AGAの主な原因(遺伝・DHT・生活習慣)
AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響と、DHTに反応しやすい遺伝的な体質です。DHTが前頭部や頭頂部の毛乳頭細胞に作用すると、髪の毛の成長期が短くなり、太く長く成長する前に抜け落ちやすくなります。
また、当院の調査では、睡眠不足、過度な飲酒、ストレスなどの生活習慣や心理的要因と、薄毛の発症率との関連もみられました。AGAは遺伝やDHTの影響が中心ですが、生活習慣の乱れが毛髪や頭皮環境に影響する可能性もあります。
遺伝
AGAは、遺伝的な体質の影響を受けやすい脱毛症です。AGAの原因物質であるジヒドロテストステロン(DHT)が体内で作られやすい体質や、毛乳頭細胞がDHTの影響を受けやすい体質を受け継いでいる場合、AGAを発症しやすくなります。
当院が30~59歳の国内男性6,000人を対象に実施した調査では、父親が40~50歳の時に中等度・重度AGAだった場合、自身のAGA発症率は76.7%と非常に高い割合となりました。
また、父親だけでなく、「父方の祖父」や「母方の祖父」に中等度・重度AGAがある場合も、AGA発症率が70%を超える結果となりました。AGAのリスクを考える際は、父方だけでなく、母方の家系も確認することが大切です。
ジヒドロテストステロン(DHT)
AGAの発症に深く関係しているのが、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)です。DHTは、テストステロンが「5α還元酵素」という酵素の働きによって変換されることで作られます。
DHTが前頭部や頭頂部の毛乳頭細胞に作用すると、髪の毛の成長を抑える方向に働き、通常よりも早く退行期・休止期へ移行しやすくなります。その結果、髪の毛が太く長く育つ前に抜け落ち、細く短い毛が増えていきます。
生活習慣の乱れ(寝不足・飲酒・ストレス)
AGAの主な原因は遺伝的な体質とDHTの影響ですが、睡眠不足、過度な飲酒、ストレスなども、毛髪や頭皮環境に影響する可能性があります。当院の調査でも、これらの生活習慣や心理的要因と薄毛の発症率に関連がみられました。
睡眠不足
当院の調査では、睡眠時間が短い方ほど薄毛の発症率が高い傾向がみられました。睡眠時間が7時間の人の薄毛発症率は38.2%だったのに対して、6時間では43.6%、5時間では45.8%、4時間では49.2%となり、7時間睡眠の人がもっとも薄毛発症率が低い結果となりました。
過度な飲酒
飲酒習慣についても、薄毛の発症率との関連がみられました。1週間に「3日以上」「2合以上」の飲酒をする人の薄毛(AGA)発症率は55.0~59.4%と高く、一方で「飲酒をほとんどしない人」の薄毛(AGA)発症率は33.3%でした。
この結果から、過度な飲酒習慣は薄毛の発症率と関連している可能性があります。
ストレス
日常的なストレスの程度も、薄毛の発症率と関連がみられました。とてもストレスがかかっている人の薄毛発症率は49.2%だったのに対して、ストレスがあまりない人の薄毛発症率は32.4%でした。
ストレスだけでAGAが発症すると断定することはできませんが、強いストレスは睡眠や食生活、ホルモンバランスなどにも影響するため、毛髪や頭皮環境を考えるうえで無視できない要素です。
AGAが進行するメカニズム
AGAでは、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が前頭部や頭頂部の毛乳頭細胞に作用することで、髪の毛の成長が妨げられます。ここでは、正常な状態とAGA発症時の髪の毛の成長の違いを比較して解説します。
正常な髪の毛の成長
下図は、毛根部分の拡大図です。正常な状態では、「毛乳頭」という指令塔の役割をする細胞が、毛細血管から栄養素を受け取り、IGF-1、KGF、HGFなどの成長因子を出し、「毛母細胞」の増殖を促します。
髪の毛は、毛母細胞が分裂・増殖する過程で作られるたんぱく質が積み重なったものです。毛母細胞が活発に働くことで、髪の毛は太く長く成長していきます。
AGA発症時の状態
前頭部や頭頂部の毛乳頭細胞には男性ホルモン受容体があり、AGAを発症しやすい方ではジヒドロテストステロン(DHT)がこの受容体に結合し、毛乳頭細胞の働きに影響を与えます。
DHTが結合した毛乳頭細胞では、TGF-βやDKK1など、髪の成長を抑える方向に働く因子が作られます。その結果、毛母細胞の増殖が妨げられ、髪の毛が十分に太く長く成長する前に退行期へ移行しやすくなります。
このように、AGAでは髪の成長期が短くなることで、太く長い髪が減り、細く短い毛が増えていきます。これが、生え際や頭頂部の薄毛が徐々に進行していく主な仕組みです。
AGAの原因物質「ジヒドロテストステロン(DHT)」を詳しく解説
AGAの進行に深く関係しているのが、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)です。DHTは、男性ホルモンであるテストステロンが「5α-還元酵素」という酵素の働きを受けることで作られます。
よく誤解されるのが、「テストステロンが高い=DHTが多く、AGAになりやすい」とは一概に言えないという点です。AGAには、5α-還元酵素の働きやすさ、DHTが結合する毛乳頭細胞の受容体の感受性、遺伝的な体質などが関係しています。
前頭部や頭頂部の毛乳頭細胞にDHTが作用すると、髪の成長を抑える方向に働き、成長期が短くなります。その結果、髪の毛が太く長く育つ前に抜け落ちやすくなり、細く短い毛が増えて、地肌が目立ちやすくなるのがAGAの特徴です。
DHTと体毛・前立腺との関係
ジヒドロテストステロン(DHT)は、髪の毛だけでなく、ひげや胸毛などの体毛、前立腺にも関係しています。ひげや胸毛では、DHTが毛乳頭細胞に作用することで、体毛が太く濃くなる方向に働くことがあります。
また、DHTは前立腺の成長にも関係しており、前立腺肥大症との関連が知られています。髪の毛では成長を抑える方向に働く一方で、体毛や前立腺では異なる作用を示すことがあります。
実際に、当院のアンケート調査でも、体毛が濃い人の方が薄毛発症率が高い傾向がみられました。
フィナステリドによるDHTの抑制
AGA治療薬「フィナステリド」を飲むとDHTはどれくらい減る?
AGA治療薬フィナステリド1mgを6週間服用したデータでは、服用前と比較して、血液(血清)中のDHT濃度は71%低下、頭皮中のDHT濃度は64%低下したと報告されています。フィナステリドは、5α-還元酵素の働きを抑えることでDHTの産生を減らし、AGAの進行を抑える目的で使用されます。
正常な毛周期とAGAの毛周期
髪の毛は、一定の周期で成長と脱毛を繰り返しています。この周期を毛周期(ヘアサイクル)といいます。AGAでは、ジヒドロテストステロン(DHT)の影響により髪の成長期が短くなり、太く長く育つ前に抜け落ちやすくなります。
ここでは、「正常な毛周期」「軽度AGAの毛周期」「進行したAGAの毛周期」を比較しながら、AGAで髪が細く短くなっていく流れを解説します。
正常な毛周期
髪の毛は、1日に約0.3mm、1ヵ月で約1cm、1年で約12cm伸びるとされています。髪の毛は同じ毛がずっと伸び続けるわけではなく、成長期 → 退行期 → 休止期というサイクルを繰り返して生え変わっています。
正常な毛周期では、ヘアサイクルの大部分を占めるのが成長期です。成長期は一般的に2~6年程度あり、この期間が長いほど髪の毛は太く長く成長しやすくなります。その後、成長が止まる退行期が約2週間あり、さらに3~4ヵ月程度の休止期に入ります。
休止期に入った髪の毛は、毛根の位置が浅くなり、洗髪やブラッシングなどの刺激で自然に抜け落ちます。また、新しく生えてきた髪の毛に押し出される形で抜けることもあります。
- 成長期:約90%程度
- 休止期:約10%程度
- 退行期:約1%程度
軽度AGAの毛周期
軽度AGAでは、正常な毛周期と同じように髪の毛は生え変わりますが、DHTの影響によって成長期が短くなり、髪の毛が十分に太く長く育ちにくくなります。
成長期が短くなると、髪の毛は硬く太い毛に成長する前に退行期・休止期へ移行しやすくなります。その結果、細く短い軟毛が増え、髪全体のボリュームが低下していきます。
また、成長期が短くなる一方で、退行期や休止期の期間は大きく変わらないため、太く長い髪の割合が減り、地肌が見えやすくなる状態になります。
進行したAGAの毛周期
AGAが進行すると、毛乳頭細胞や毛母細胞の働きがさらに低下し、新しく生えてくる髪の毛も細く短くなっていきます。このように、髪の毛が徐々に細く短くなる変化を毛髪のミニチュア化といいます。
ミニチュア化が進むと、産毛のような細い毛が多くなり、頭皮の地肌が目立ちやすくなります。さらに進行すると、頭皮の表面に見える毛髪が少なくなり、薄毛の範囲が広がって見えるようになります。
AGAの治療方法
AGA治療で重要なことは、薄毛が気になりはじめた段階で早めに対策することです。AGAは進行性の脱毛症のため、放置すると髪の毛のミニチュア化が進み、生え際や頭頂部の地肌が目立ちやすくなります。
AGA治療では、主にジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑える内服薬と、発毛を促すミノキシジル外用薬が用いられます。症状の進行度やご希望に応じて、医師が治療方針を判断します。
内服のAGA治療薬
AGAの進行には、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が深く関係しています。AGA治療では、このDHTを作り出す「5α還元酵素」の働きを抑えることが重要です。
代表的な内服薬が、フィナステリドとデュタステリドです。どちらもDHTの産生を抑えることで、AGAの進行を抑える目的で使用されます。
| 治療薬 | 種類 | 主な目的 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| フィナステリド錠1mg (プロペシアのジェネリック医薬品) |
飲み薬 (内服薬) |
AGAの進行抑制 | 5α還元酵素II型を阻害し、AGAの原因物質であるジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑える内服薬です。 |
| デュタステリドカプセル0.5mg (ザガーロのジェネリック医薬品) |
飲み薬 (内服薬) |
AGAの進行抑制 | 5α還元酵素I型・II型をダブルブロックし、DHTの産生を抑える内服薬です。フィナステリドとは作用する酵素の範囲が異なり、I型も阻害します。 |
フィナステリド、デュタステリドの内服は、どちらも日本皮膚科学会で最高クラスの「推奨ランクA」に指定されています。
参照 ⇒ 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
※2766-2768ページ「CQ1」「CQ2」を参照
ミノキシジルの外用薬
AGA治療では、フィナステリドやデュタステリドによって進行を抑える治療に加え、発毛を促す目的でミノキシジル外用薬を併用することがあります。
ミノキシジル外用薬は、頭皮に直接塗布して使用する発毛剤です。毛乳頭細胞や毛母細胞に働きかけ、発毛を促す目的で使用されます。AGAの進行抑制を目的とする内服薬とは、作用の方向性が異なります。
当院でもご購入いただけます
当院では、東和薬品の「ミノアップ」および富士化学工業の「ミノキシジル外用薬液5%「FCI」」を取り扱っております。ご来院いただけましたら、医師の問診後、院内にてお薬をお渡しします。オンライン診療による郵送処方も可能です。
ミノキシジル外用薬も、日本皮膚科学会で最高クラスの「推奨ランクA」に指定されています。
参照 ⇒ 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
※2769ページ「CQ3」を参照
その他のAGA治療・注意点
AGAは放置せず、早めに対策しましょう
AGAは進行性の脱毛症です。初期の段階では「少し抜け毛が増えた」「髪が細くなった気がする」「つむじ周辺の地肌が見えやすくなった」程度でも、時間の経過とともに生え際や頭頂部の薄毛が目立つようになることがあります。
AGAでは、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響により、髪の成長期が短くなります。その結果、髪の毛が太く長く育つ前に抜け落ちやすくなり、細く短い毛が増えていきます。
AGA治療は、早い段階で治療を始めるほど、現在残っている毛髪を守りながら改善を目指しやすいことが特徴です。
一方で、すでに生え際や頭頂部の薄毛が気になっている方でも、治療によって進行を抑えたり、残っている毛髪を太く育てたり、見た目の印象の改善を目指せる場合があります。
当院の2024年の調査でも、AGA治療薬を使用した方の中には、「大幅に改善された」と回答した方を含め、改善を実感した方が多くみられました。 「大幅に改善された」「改善された」「やや改善された」を合わせた「やや改善以上」の割合は、フィナステリドで68.7%、デュタステリドで69.1%、ミノキシジル外用薬で55.0%でした。さらに、「進行が止まった」まで含めると、フィナステリド83.0%、デュタステリド86.1%、ミノキシジル外用薬68.8%の方が効果を実感しています。
ただし、毛髪のミニチュア化が長く続き、毛根の働きが大きく低下してしまうと、治療を開始しても改善までに時間がかかったり、元の状態まで戻すことが難しくなる場合があります。そのため、「もう少し様子を見よう」と放置せず、気になり始めた段階で早めに対策することが大切です。
AGA治療は「失った髪をすべて元通りに戻す」ものではありませんが、進行を抑え、残っている毛髪を守りながら、改善を目指す治療です。自己判断であきらめず、まずは現在の状態を確認しましょう。
AGAかどうかが気になる方は、まずはセルフチェックで現在の状態を確認してみましょう。すでに薄毛の進行が気になる場合は、治療方法や当院での処方についてもご確認ください。
当院でのAGA治療・処方について
浜松町第一クリニックは、2004年10月に開院し、21年以上にわたりED治療薬・AGA治療薬の処方を行っている男性専門クリニックです。当院では、医師の問診のうえ、AGAの進行状態やご希望に応じて、フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジル外用薬などをご案内しています。
AGA治療は継続が大切な治療です。そのため当院では、効果・副作用・費用・継続しやすさを踏まえ、患者様に合った治療薬を選択できるようにしています。
診察のおおまかな流れ
- 現在の症状、生え際や頭頂部の薄毛の状態、抜け毛の変化、治療歴、服用中のお薬などを医師が確認します。
- AGAの進行を抑えたい、発毛も目指したい、費用を抑えて継続したいなど、ご希望に合わせて治療薬をご案内します。
- 副作用や注意点、服用・使用方法を確認したうえで、院内にてお薬をお渡しします。
- ご来院が難しい方には、オンライン診療によるAGA治療薬の郵送処方にも対応しています。
当院で処方している主なAGA治療薬
AGA治療薬は、症状や体質、ご希望に合わせて選択することが大切です。フィナステリド・デュタステリドはAGAの進行抑制、ミノキシジル外用薬は発毛や育毛のサポートを目的として使用されます。基本的には、フィナステリドかデュタステリドを服用し、ミノキシジル外用薬を併用するかどうかを、医師との問診のうえで症状・ご希望・ご予算に合わせてご案内いたします。
| 治療薬 | 種類 | 主な目的 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| フィナステリド錠1mg (プロペシアのジェネリック医薬品) |
飲み薬 (内服薬) |
AGAの進行抑制 | 5α還元酵素Ⅱ型を阻害し、AGAの原因物質であるジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑える内服薬です。 |
| デュタステリドカプセル0.5mg (ザガーロのジェネリック医薬品) |
飲み薬 (内服薬) |
AGAの進行抑制 | 5α還元酵素Ⅰ型・Ⅱ型をダブルブロックし、DHTの産生を抑える内服薬です。フィナステリドとは作用する酵素の範囲が異なり、Ⅰ型も阻害します。 |
| ミノキシジル外用薬 ・ミノアップ ・ミノキシジル外用薬液5%「FCI」 |
塗り薬 (外用薬) |
発毛 育毛のサポート |
頭皮に塗布して使用する外用薬です。AGAの進行を抑える内服薬とは作用が異なり、発毛を促す目的で使用されます。 |
AGA治療薬の効果に関する当院調査
当院が2024年に実施した国内男性6,000人へのインターネット調査では、AGA治療薬を使用したことがある方に対して、治療効果の実感について質問しました。
その結果、AGA治療薬を使用した方の多くが、進行抑制や改善を実感しており、「大幅に改善された」「改善された」「やや改善された」「進行が止まった」と効果を実感したと回答した割合は、フィナステリド83.0%、デュタステリド86.1%、ミノキシジル外用薬68.8%でした。
| 治療薬 | やや改善以上 | 進行が止まった以上 |
|---|---|---|
| フィナステリド | 68.7% | 83.0% |
| デュタステリド | 69.1% | 86.1% |
| ミノキシジル外用薬 | 55.0% | 68.8% |
※本調査は、AGA治療薬を使用したことがある方を対象にしたアンケート調査です。効果の感じ方には個人差があります。
この調査では、フィナステリド・デュタステリドの内服薬で「進行が止まった以上」と回答した割合が8割を超えていました。AGAは進行性の脱毛症のため、薄毛が大きく進行してからではなく、抜け毛や髪の細さが気になり始めた段階で治療を検討することが大切です。
オンライン診療・郵送処方について
お忙しい方やご来院が難しい方のために、当院ではオンライン診療によるAGA治療薬の処方・郵送にも対応しています。電話での問診後、ご自宅などご指定の場所へお薬をお届けすることが可能です。
AGA治療は継続が重要なため、通院の負担を減らしながら治療を続けたい方にもオンライン診療をご利用いただけます。
よくあるご質問(FAQ)
AGAとは何ですか?
AGAとは、思春期以降の男性に多くみられる進行性の脱毛症です。額の生え際や頭頂部から髪が細く短くなり、薄毛が少しずつ進行していくことが特徴です。
▶ AGAとは?を見る
AGAは何歳から始まりますか?
AGAは早い方では10代後半から始まることがあり、20代後半から30代にかけて発症する割合が増えていきます。当院の調査では、AGAを発症し始めた平均年齢は37.5歳でした。
▶ 年代別のAGA発症率を見る
AGAの主な原因は何ですか?
AGAの主な原因は、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響と、DHTに反応しやすい遺伝的な体質です。生活習慣やストレスも毛髪や頭皮環境に影響する可能性があります。
▶ AGAの主な原因を見る
AGAかどうか自分で確認できますか?
セルフチェックで、抜け毛の増加、髪の細さ、生え際の後退、つむじ周辺の薄毛などを確認できます。ただし、セルフチェックはあくまで目安のため、気になる症状が続く場合は医師へ相談しましょう。
▶ AGAのセルフチェックを見る
AGAは治療すれば治りますか?
AGAは進行を抑えたり、改善を目指したりできる治療法があります。ただし「完全に治る」というより、長期的に進行をコントロールしていく治療と考えることが大切です。
▶ AGAの治療方法を見る
AGAの進行を抑える薬はありますか?
フィナステリドやデュタステリドは、AGAの原因物質であるDHTの産生を抑えることで、AGAの進行抑制を目的に使用される内服薬です。
▶ 内服のAGA治療薬を見る
ミノキシジル外用薬は何のために使いますか?
ミノキシジル外用薬は、頭皮に塗布して使用する発毛剤です。フィナステリドやデュタステリドとは作用が異なり、発毛・育毛のサポートを目的として使用されます。
▶ ミノキシジル外用薬を見る
AGA治療薬の費用はいくらですか?
AGA治療は保険適用外の自費診療です。当院では問診・診察料は無料で、費用はお薬代のみとなります。代表的な料金は、フィナステリド錠1mg「トーワ」30錠ボトルが4,000円、デュタステリド錠0.5mgZA「NS」PTPシート30錠が4,900円、ミノキシジル外用薬液5%「FCI」1本が5,000円です。
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オンライン診療でAGA治療薬を処方してもらえますか?
はい。当院では、オンライン診療によるAGA治療薬の処方・郵送にも対応しています。ご来院が難しい方でも、電話での問診後にお薬をお届けすることが可能です。
▶ オンライン診療・郵送処方を見る
略歴
- 1966年生まれ
- 1991年 : 日本医科大学卒業
- 1991年 : 日本医科大学付属病院
- 1993~2002年 : 東戸塚記念病院 外科
- 2004年10月 : 浜松町第一クリニック開院
- AllAbout「ED・勃起不全」ガイド担当
- 日本化学療法学会員
- 日本形成外科学会員
- 日本性機能学会員 外科
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浜松町第一クリニックが
選ばれる理由
浜松町第一クリニックは、2004年の開院以来、男性専門クリニックとしてED治療薬・AGA治療薬の処方を行ってきました。当院では、医師の問診により症状やご希望を確認したうえで、厚生労働省に承認された国内正規のAGA治療薬のみを処方しており、国内未承認薬や海外製の未承認薬は一切取り扱っていません。来院は予約不要で、初診料・再診料は無料です。診察後は院内でお薬を受け取れるため、薬局へ移動する必要はありません。ご来院が難しい方には、初診からご利用いただけるオンライン診療にも対応しており、電話問診のうえAGA治療薬をご自宅や職場などへ郵送のほか、郵便局留で受取もできます。
予約不要
その場で受取
オンライン診療
のみで安心
のみ処方
再診料無料
年末年始除く
アクセス良好
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