ED治療の第一歩は早めに医師に相談
「ひょっとしたらEDかも?」と思ったら、なるべく早めに対策を考えるようにしましょう。 EDを放置しておくと、徐々にではありますが、セックスに不安を抱くことで行為自体を敬遠してセックスレスになりがちです。そうでなくとも、中折れするとパートナーに「私に魅力がないから?」「愛されていない?」とネガティブな連想をされてしまい不安を抱かせてしまったり、失敗を繰り返すことでそれがトラウマになって「また中折れしたらどうしよう?」と負のスパイラルに陥ってしまったりと、厄介な状況になることが多いです。EDを放置することでメンタル的な要素も影響してさらに心因性EDを併発してしまうこともあります。当院のようにED治療を専門にした医院では、ドクターや受付スタッフも全員男性で、相談しやすい雰囲気です。問診の内容は、パンツを脱ぐこともなく、医師がEDの進行具合を問診で把握し、ED治療薬を使用しても問題ないかの確認やED治療薬の服用方法などの重要なことをしっかり説明します。
ED治療薬で改善
EDの解決策として一番のお勧めは、やはりED治療薬の服用です。日本の厚生労働省にてED治療薬として認可されている成分は、シルデナフィル(バイアグラ)、バルデナフィル(レビトラ)、タダラフィル(シアリス)の3種類です。いずれも有効性は高く、重篤な副作用もないことが分かっています。ただし、狭心症や心筋梗塞の治療などで硝酸薬や NO 供与薬を使用している場合、服用出来ないこともありますので、常用薬がある場合や既往歴は必ず医師に申告し、問題ないか確認してもらいましょう。
上記のED治療薬を使用できない主な人は、硝酸剤あるいはニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビドなどを投与中の方、重度の肝機能障害のある方、ですのでご注意ください。
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陰茎締めつけリング
陰茎締めつけリングとは、勃起補助器具のひとつです。「コックリング」や「ペニスリング」とも呼ばれ、シリコンやゴムなどでできたリングを以下の画像のようにペニスの根元に装着することで海綿体に流れ込んだ血液の流出を防ぎ、中折れを防止して勃起状態を維持できます。
使用の際は陰毛や包皮がリングに引っ張られるのでローションを使うのが良いです。注意すべき点は、装着しても30分以内にしておくことです。長時間使用すると海綿体の組織が破壊され壊死する危険があります。非常に危険なのはリングを装着したまま眠ってしまうことです。よって、お酒に酔っていたり睡眠薬を服用している時は使用を控えて下さい。
※ 抗凝固療法施行中(ワーファリン等の抗血栓薬投薬中など)や出血傾向・出血性疾患の患者は使用禁忌です。
陰圧式勃起補助器具
「陰圧式勃起補助器具」とは空気圧を利用し、ペニスの海綿体に血液を送り込む医療器具です。医療器具として厚労省から認可を受けたのもとして以前は「VCD式カンキ」があったのですが、製造元である株式会社武井医科光器製作所は既に生産を終了しているため購入は不可能です。他に厚労省から認可を受けたベトコ、リテント、エレックエイドシステムという陰圧式の器具も存在していたようですが入手ルートはありません。よって入手するとすれば大手通販Amazon等で厚労省未認可のものを購入するしかない状況です。「ペニスポンプ」で検索すると類似品を容易に探し出せます。しかし、陰圧式勃起補助器具に関しては厚労省より医療用具として製造(輸入)承認及び許可を受けるよう通達が出されているので、その内、Amazonでも購入できなくなる可能性はありそうです。
新たな陰圧式勃起補助具
「ビガー2020」
2021年10月に株式会社A&HBが厚労省からも陰茎勃起補助の効果が認められた「ビガー2020」(一般的名称:手動式可搬型吸引器、製造元:株式会社アルテック)の販売を開始しました。厚労省から承認を得た陰圧式勃起補助器具としては、国内で入手できるのはこれだけとなります。
参考)手動式可搬型吸引器Vigor【ビガー2020】
※ 当院ではお取り扱いしておりません。
陰茎海綿体注射(ICI療法)
陰茎海綿体注射は、1986年に東邦大学石井教授により世界で始めて発表されたED治療方法です。1998年にバイアグラが発売される前は、欧米で最もメジャーなED治療法だったのが「陰茎海綿体注射」です。
その名の通り、勃起を促すためにプロスタグランジンE1製剤であるアルプロスタジルという薬剤を左右いずれかの陰茎海綿体に直接注射します。注射後10分以内には完全に勃起、約1時間ものあいだ効果が持続するという効果の高い方法です。
日本で普及しなかった理由は、医師法によって患者の自己注射が禁じられているからでしょう。薬剤を注射するには医療機関に行かねばならず、注射後すぐにSEXできないことがハードルとなっていたのです。しかし、最近は自己注射ができるよう、初回に医師が注射の打ち方を指導し、効果判定や副作用の有無等を確認をして問題なければ、画像のようなペン型の注入器を購入でき持ち帰れる医療機関も増えてきています。
注意点として性的刺激とは無関係に強制的に勃起させる方法のため、射精時の快感が薄いことが考えられます。また、国内では厚労省の認可を得ていない治療法でもあり、副作用で、射精後も勃起状態が続き、海綿体に血液が留まり続ける持続勃起症となり海綿体の組織が破壊されるリスクにも留意しなければなりません。よって、性機能学会から認定された性機能専門医が在籍していて、尚且つ持続勃起症等の副作用にも対応可能な病院を選ぶことが大事です。当院でも性機能専門医が在籍しておりますが副作用等のフォローに不安があるためICI療法は行っておりません。
なお、陰茎海綿体注射(ICI療法)についての詳細は、こちらの「ICI療法」もご参考ください。
ED治療用注射薬
「カバージェクト」
国内では未承認ですが米国ではファイザー社が販売するカバージェクト(Caverject)という陰茎海綿体に直接注射するED治療用の注射薬があります。有効成分はICI治療と同じくアルプロスタジルです。注射器に薬剤が既に入っていて注射針もセットするだけ、消毒用の酒精綿も入っているオールインワン仕様。国内では販売されていないのが残念です。以下は使用方法の動画です。
陰茎プロステーシス移植
薬剤や補助器具ではなく、外科手術によってペニスにシリコン製の支柱を埋め込み、人工的に勃起状態をつくり出すのが「陰茎プロステーシス」です。手術が必要なため、その費用は高価ではありますが、確実に勃起状態をつくり出すことができます。
ペニスに埋め込むシリコン製の支柱にはインフレーダブル型(膨らませる手法)とノン・インフレーダブル型があります。ノン・インフレーダブル型であれば日帰り手術で費用が合計で100万円弱ですがインフレーダブル型の場合、ペニスを膨張させる仕組みを整えるためには、①勃起させるシリンダーを海綿体に埋め込む、②膀胱近くに、シリンダーを膨張させる水を入れるタンクを埋め込む、③陰嚢にポンプと弁を仕込む、④手術は入院で費用は350万円、という大がかりな手術が必要となります。
東邦大学医療センター大森病院によると86%の患者が手術をして良かった、96%のパートナーが満足という結果ですので、満足度は高い治療ではあります。デメリットとしては費用の高額さ、感染症のリスク(感染した場合は再手術)、誤操作での不意の勃起、一度手術したら陰圧式勃起補助器具や陰茎海綿体注射(ICI療法)は不可能となるなどです。ペニスを勃起させる際は、陰嚢のポンプを数回プッシュしてタンクの水をシリンダーみ移動させることでペニスが膨張して勃起した状態を再現させます。そして行為が終わったら、陰嚢の弁推し続けることでシリンダーの液がタンクに戻りペニスを元の状態に戻すわけです。こうして疑似的に勃起状態をつくり出すため本人の快感が向上することはなく、パートナーの女性を満足させるための方法だとも言えるでしょう。以下はインフレーダブルの使用方法動画です。
精力剤
薬剤師のいる薬局・薬店で購入可能な第一類医薬品の精力剤で効果効能に精力減退、勃起力不全、男性機能低下などが明記されているものとしては代表的なものに外用の塗布剤であるヴィタリス製薬株式会社のオットピンと、摩耶堂製薬株式会社の金蛇精という糖衣錠があります。いずれも男性ホルモン分泌不足からくる更年期障害に起因する勃起不全の解消に効果が期待できる医薬品です。メチルテストステロン(男性ホルモン)を含有しているので男性ホルモンを体内に補充することで更年期障害を緩和させる作用があります。
処方箋医薬品の中でもメチルテストステロンを有効成分としているものとして、あすか製薬のエナルモンデポー筋注125mg/250mgというテストステロン製剤があります。効果効能は男子性腺機能不全(類宦官症)、造精機能障害による男子不妊症です。
根本的にEDを改善するには
EDとなる原因は、加齢は当然ながら特に多いのが生活習慣によるものが多いのです。ED治療薬とICI治療は、驚くほど効果が出ますが、その効果は一時的でED自体が完全に治るというものではないのです。だから、EDになってしまったその原因をつきつめ、原因の解消に努めることも大切なのです。
食事や運動から改善
精力が衰える原因として、「必要な栄養素が足りていない」ことや「運動不足」も考えられます。EDを改善するためにも、時間はかかりますが、根本から身体の基盤をつくっていくことが最も大切なのかもしれませんね。
スローセックス
(セックスの工夫)
EDになりがちで、セックスがうまくいかない時は、セックスに工夫を加えてみましょう。中でも、射精を目的としない「スローセックス」でじっくりと愛を育む方法はおススメですよ!50歳を過ぎ、ガツガツいくよりもゆっくり愛し合いたい、という方の中で密に人気を集めている方法です。また、アダルトグッズを試したりムードを変えたりしながら、セックス自体に工夫を加えることでED解消につながるはずです。
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当院の治療方法
浜松町第一クリニックでは、患者様に問診を実施し、厚生労働省に認可されたED治療薬を処方しております。例えば、心因性EDの場合、何らかのきっかけでEDの悩みが改善するケースが少なくありません。当院の集計データによると、そのほとんどは、バイアグラなどのED治療薬を1回から数回服用し、ご納得のいく性行為ができれば、それが自信につながり、その後はED治療薬を服用しなくても改善するケースが多いことが証明されています。もし、同じようにEDで悩まれている方がいらっしゃいましたら、ED治療薬を試してみることによって改善される可能性は十分にあります。少しでも心配な方は一度当院で受診されてみてはいかがでしょうか?
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バイアグラは、ED治療薬の元祖とも言われている勃起補助薬剤です。 日本では1999年3月より発売され、知名度のみならず愛用者も多いお薬です。
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レビトラは、2004年6月に発売された即効性のあるED治療薬です。販売中止が発表され現在、国内市場からは既に姿は消失しています。
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シアリスは、2007年に発売された最新のED治療薬です。バイアグラ、レビトラと比べ圧倒的な持続効果が特徴です。
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世界で不動の地位を築いてきたバイアグラ。ついに特許期間満了によって2014年5月にバイアグラのジェネリック(シルデナフィル錠)が登場しました。
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レビトラの代替は厚労省から認可を得た国産の沢井製薬、東和薬品、富士化学のレビトラジェネリック(バルデナフィル錠)を推奨します。
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2020年3月にシアリスのジェネリック医薬品「タダラフィル錠」が登場。厚労省から製造承認を取得した東和薬品と沢井製薬のものを扱っています。
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(グループ7院の合算データ)
ED治療薬の処方には医師の診察が必須で、
当院では年間約20万人の対象患者様に処方しています。
(2006年時の20代の初診割合は4.92%)
人口減少しているのにED初診数が増加しており、
20代でEDで悩む割合がとても増えています。
(2006年時の70代の初診割合は1.30%)
当院グループだけでも、
月60名程度80歳を超える患者様にご来院いただいています。
まずは郵送処方を
試してみるのがオススメです!