二次性高血圧とED
二次性高血圧は、腎臓病やホルモン異常など、血圧を上昇させる原因となる病気や薬剤が明らかな高血圧です。原因となる病気によっては血管や腎機能にも影響が及び、ED(勃起不全)を合併することがあります。
原因を特定して適切に治療することで血圧の改善が期待できるため、若い年齢で高血圧を発症した場合や、治療を続けても血圧が下がりにくい場合には、二次性高血圧の可能性を調べることが重要です。
このページでは、二次性高血圧の主な原因や特徴、治療方法に加え、EDとの関係やED治療薬を服用する際の注意点について詳しく解説します。
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二次性高血圧とは?
高血圧は、その発症原因によって大きく2つに分類されます。腎疾患や内分泌疾患など、血圧上昇の直接的な原因が検査によって特定できるものを「二次性高血圧」と呼びます。
これに対し、はっきりとした原因が特定できず、遺伝的素因や塩分の摂りすぎ、肥満といった生活習慣が複雑に絡み合って起こるものを「本態性高血圧(一次性高血圧)」と呼びます。高血圧全体の約10~15%が、この二次性高血圧に該当すると報告されています。
二次性高血圧の特長とスクリーニング
一般的な高血圧である本態性高血圧は、加齢や生活習慣などの影響を受けながら徐々に発症・進行することが多い一方、以下のような特徴が見られる場合は二次性高血圧の可能性を疑い、精査(スクリーニング)を行う必要があります。
- 若年発症 : 30歳未満で高血圧が認められる。
- 重症高血圧 : 初診時で収縮期180mmHg以上、または拡張期110mmHg以上。
- 急激な変動 : 短期間で急激に血圧が上昇した。
- 難治性 : 通常の降圧薬治療を行っても、十分な効果が得られない。
- 随伴症状 : 血圧値以上に臓器障害が進んでいる。
二次性高血圧を引き起こす主な疾患
二次性高血圧は、原因となっている疾患の治療や原因薬剤の見直しなどによって、血圧の改善が見込めるのが大きな特徴です。主な原因疾患は以下の通りです。
- 腎実質性疾患 : 糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎など。
- 内分泌疾患: 原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クッシング症候群、甲状腺機能異常など
- 血管性疾患 : 腎血管性高血圧(腎動脈の狭窄)、大動脈縮窄症。
- その他 : 睡眠時無呼吸症候群(SAS)、薬剤誘発性高血圧など。
特に「腎実質性高血圧」は頻度が高く、高血圧全体の2~5%を占めます。腎臓と血圧管理には極めて密接な関わりがあることを理解しておくことが重要です。
頻度の高い「腎実質性高血圧」
腎実質性高血圧の主な原因は、腎機能そのものがダメージを受ける疾患です。
- 糖尿病性腎症 : 糖尿病により、腎臓のフィルターである糸球体の毛細血管が硬化する。
- 慢性糸球体腎炎 : 炎症により腎機能が長期間にわたって徐々に低下する。
- 多発性嚢胞腎 : 遺伝的に腎臓に嚢胞(水の袋)ができ、正常な組織を圧迫する。
これらが原因となる高血圧では、原因となっている腎疾患の治療に加え、ACE阻害薬やARBなど、レニン・アンジオテンシン系の働きを抑える薬が血圧管理に用いられることがあります。特に蛋白尿を伴う慢性腎臓病では、腎機能の悪化を抑える目的でも重要な治療のひとつです。
二次性高血圧の治療方針
二次性高血圧の治療は、「原因となっている疾患の治療」を最優先に行います。例えば、腫瘍などが原因の場合は、手術によって原因を取り除くことで血圧が改善し、降圧薬を減量・中止できる場合もあります。
ただし、腎機能障害のように完治が難しい疾患が原因の場合は、原疾患のケアと並行して、降圧薬による厳格な血圧管理を継続し、心不全や脳卒中などの合併症を防ぐ必要があります。
二次性高血圧とED治療薬の服用
二次性高血圧の場合でも、血圧が適切にコントロールされており、硝酸薬などの併用禁忌薬がなく、全身状態が安定していれば、バイアグラなどのED治療薬を服用できる場合があります。ED治療薬によって勃起を補助することで、QOL(生活の質)の向上が期待できます。
ただし、腎臓病が原因となっている高血圧では、腎機能の低下の程度によって使用できるED治療薬や用量が異なります。腎機能が低下している方では、薬剤の種類によって減量が必要になったり、使用できない場合があります。
受診の際に、腎機能の指標となる「血清クレアチニン値(Cr)」や「eGFR」、「クレアチニンクリアランス(Ccr)」などがわかる検査結果をお持ちいただくと、ED治療薬を安全に処方できるか判断する際の参考になります。
著者情報
浜松町第一クリニック院長。1991年に日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院、東戸塚記念病院外科での勤務を経て、2004年10月に浜松町第一クリニックを開院しました。ED治療薬・AGA治療薬の処方を行う男性専門クリニックとして、21年以上にわたり診療を行い、全医院合わせて延べ360万人以上の治療実績があります。若年層の心因性EDから、生活習慣病や加齢に関連するED、AGA治療薬の継続使用に関する相談まで、幅広い年代の患者様の悩みに向き合っています。
略歴
- 1966年 生まれ
- 1991年 日本医科大学卒業
- 1991年 日本医科大学付属病院
- 1993~2002年 東戸塚記念病院 外科
- 2004年10月 浜松町第一クリニック開院
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All About「ED・勃起不全」ガイド担当
⇒【All About|竹越 昭彦 プロフィール】
- 日本性機能学会 会員
- 日本化学療法学会 会員
- 日本形成外科学会 会員
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選ばれる理由
浜松町第一クリニックは、2004年の開院以来、男性専門クリニックとしてED治療薬・AGA治療薬の処方を行ってきました。当院では、医師の問診により健康状態や服用中のお薬を確認したうえで、厚生労働省に承認された国内正規のED治療薬のみを院内で処方しており、国内未承認薬や海外製の未承認薬は一切取り扱っていません。診察は問診のみで、ズボンを脱ぐような診察はありません。来院は予約不要で、初診料・再診料は無料です。ご来院が難しい方には、初診からご利用いただけるオンライン診療にも対応しており、電話問診のうえご自宅や職場などへ郵送のほか、郵便局留で受取もできます。
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