男性不妊の原因と治療法

不妊に悩むカップルの約半数では男性側にも原因が認められ、精子を作る機能や精子の通り道の問題、ED(勃起不全)・射精障害などが関係しています。

妊活中には、排卵日を意識するプレッシャーから「子作りED」「タイミングED」が起こることもあり、EDによって性交渉が難しい場合には、バイアグラなどのED治療薬も妊活を支える選択肢となります。

このページでは、男性不妊の主な原因や精液検査の基準値・結果の見方、原因に応じた治療法について解説します。

最終更新日:

男性側が不妊の原因であるケースも多い

男性側が不妊の原因

不妊の原因は女性側だけにあるわけではありません。こども家庭庁が紹介するWHO(世界保健機関)の調査では、男性のみに原因がある割合が24%、男女双方に原因がある割合が24%で、合わせて約半数近くのケースで男性側にも原因が認められています。不妊の検査や治療では、男女双方の状態を確認することが大切です。

参考:男性不妊について|こども家庭庁

主な原因には、精子を造る機能(造精機能障害)や、精子の通り道の詰まり、あるいは精液自体の異常などが挙げられます。しかし、それ以前の段階として勃起障害(ED)によって膣内射精が困難な「子作りED」「タイミングED」も、極めて大きな要因となっています。

1万円以上で送料無料。来院歴が無くてもOK。即日配送。国内正規品のみ。土日も発送。

男性不妊の盲点 : 「子作りED」「タイミングED」

自然妊娠のために最も重要なのは、排卵のタイミングに合わせて生きた精子を卵管へ送り届けることです。しかし、不妊に悩むカップルでは「セックスの頻度が極端に少ない」「排卵日を意識しすぎて男性が勃起できない(中折れする)」といったケースが非常に多く見られます。

こうした心理的なプレッシャーによるEDには、バイアグラなどのED治療薬が、勃起を改善して性交渉をサポートする選択肢となります。

2022年4月から、ED治療薬のうちバイアグラとシアリスは、勃起不全による男性不妊の治療で、タイミング法に使用し、国が定めた要件を満たす場合に限り、保険適用となっています。妊活を目的に使用するだけで、保険が適用されるわけではありません。

なお、当院でのED治療薬の処方は、不妊治療目的の場合も自由診療(全額自己負担)です。

バイアグラ(シルデナフィル)では、健康な成人男性を対象とした単回投与試験で、精子の運動率や形態への悪影響は認められていません。EDによって十分な勃起が得られず、妊活中の性交渉が難しい場合には、ED治療薬で勃起を改善し、性交渉をサポートする方法があります。

ただし、ED治療薬は性的刺激に伴う勃起を助ける薬であり、射精や妊娠そのものを保証するものではありません。頭痛やほてりなどの副作用があり、硝酸薬など併用できない薬もあるため、持病や服用中の薬を医師が確認したうえで使用します。

男性不妊の主な原因と検査値

精液検査の正常値 (WHO基準)

精液検査では、精液の量や精子の数・動き・形などを調べます。以下は、妊娠を希望してから1年以内にパートナーが自然妊娠した男性のデータに基づく、WHO(世界保健機関)第6版の下限基準値です。

下限基準値を下回る項目があっても自然妊娠することがあり、反対に基準値以上でも妊娠できるとは限りません。個々の数値だけで、不妊かどうかを判断することはできません。

項目 下限基準値
WHO第6版
(2021年)
意味
精液量 1.4mL 1回の射精で出る精液の量
精子濃度 1,600万個/mL 精液1mLに含まれる精子の数
総精子数 3,900万個/1回の射精 1回の射精で出る精液全体に含まれる精子の数
総運動率 42% 動いている精子の割合(前進しない動きも含む)
前進運動率 30% 前方に進む精子の割合
生存率 54% 生きている精子の割合
正常形態率 4% 形態の評価基準を満たす精子の割合

精液検査の結果は変動するため、初回の検査で下限基準値を下回る項目がある場合は、再検査を行って確認します。精子の数・運動率・形態などの結果と、パートナーの年齢や検査結果を合わせて、追加検査や治療の必要性・方法を検討します。

出典:WHO 精液検査・処理マニュアル 第6版(2021年・英語)

主な原因の分類

造精機能障害:精子を作る機能の問題

精巣で精子を作る働きに問題があり、精子の数が少ない、運動率が低い、正常な形態の精子が少ないなどの異常がみられる状態です。国内の医療機関を対象とした2015年度の調査では、男性不妊の原因の約8割を占めていました。

原因を特定できないことも多いですが、精巣の周りの静脈が拡張する「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」や、ホルモン分泌の異常、染色体・遺伝子の異常などが関係する場合もあります。

精路通過障害:精子の通り道の問題

精巣で作られた精子は、精巣上体・精管・射精管を通って尿道へ運ばれます。この通り道が塞がれていると、精子が作られていても精液中へ出てくることができません。生まれつき精管がない場合や、炎症、鼠径部の手術などによって通り道が塞がれた場合に起こります。

精液が出ていても、その中に精子が含まれない「閉塞性無精子症」となることがあります。精子を作る機能の問題による無精子症とは、原因や治療方法が異なります。

性機能障害:勃起や射精の問題

ED(勃起不全)によって挿入や勃起の維持が難しい場合や、射精障害によって膣内射精ができない場合には、精子を作る機能に大きな問題がなくても、自然妊娠が難しくなります。排卵日を意識するプレッシャーによって起こる「子作りED」「タイミングED」も含まれます。

射精障害の一つである「逆行性射精(逆流性射精)」は、精液の一部または全部が膀胱へ流れ込む状態です。射精感があっても、陰茎から出る精液が少なくなったり、全く出なかったりすることがあります。ただし、精液が少ない・出ない原因は逆行性射精だけではなく、症状だけで判断することはできません。

参考:男性不妊について|こども家庭庁

参考:パートナーがなかなか妊娠しない|日本泌尿器科学会

男性生殖器構造図

男性不妊の原因に応じた治療法

男性不妊の治療は、原因や精液検査の結果、パートナーの年齢・検査結果、不妊の期間などを踏まえて選択します。以下の治療を必ずしも順番に行うわけではなく、原因に対する治療を行う場合もあれば、最初から体外受精や顕微授精を検討する場合もあります。

性機能障害への治療

EDによって挿入や勃起の維持が難しい場合には、バイアグラなどのED治療薬を用いて、妊活中の性交渉をサポートします。排卵日を意識するプレッシャーなどが関係している場合は、心理的な負担を軽減する対応も行います。

一方、勃起していても膣内射精ができないなどの射精障害は、EDとは分けて原因を調べ、治療方法を検討します。性交渉による妊娠が難しい場合でも、採取した精子を用いた人工授精などが選択肢になります。

造精機能障害・精路通過障害への治療

造精機能障害では、原因に応じて精子を作る働きの改善を目指します。例えば、精索静脈瘤があり、精液検査でも異常が認められる場合は、手術を検討します。また、精巣を刺激するホルモンの分泌が不足している場合には、hCG・FSH製剤などを用いて精子を作る働きを促す治療を行います。

精路通過障害では、閉塞の部位や原因に応じて、精子の通り道を再建する手術を検討します。精巣や精巣上体から精子を採取し、採取できた精子を用いて顕微授精を行う方法もあります。再建手術と精子採取のどちらを選ぶかは、閉塞の状態に加え、パートナーの年齢や検査結果なども踏まえて判断します。

人工授精(AIH)

採取した精液を洗浄・調整して運動性の良い精子を集め、排卵の時期に合わせて、細いチューブで子宮内へ注入する方法です。精子の数が少ない場合や、ED・射精障害によって膣内射精が難しい場合などに検討します。

受精は体内で起こるため、卵管が通っていることや、運動する精子が十分に得られることなどが必要です。精子の数や運動率が著しく低い場合は、人工授精よりも顕微授精が適していることがあります。

体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI)

通常の体外受精では、採取した卵子に精子を加えて体外で受精を図り、得られた受精卵(胚)を培養した後に子宮内へ移植します。タイミング法や人工授精で妊娠に至らない場合のほか、男女双方の検査結果によっては、これらを行わずに体外受精を選択する場合もあります。

顕微授精は、体外受精の方法の一つで、1個の精子を卵子に直接注入して受精を図ります。精子の数が著しく少ない場合や運動率が低い場合、通常の体外受精で受精が成立しにくい場合、手術で採取した精子を用いる場合などに検討します。

当院では、ED治療薬の処方によって妊活中の性交渉をサポートしています。精液検査などの男性不妊検査や男性不妊手術は行っておりません。検査や専門的な不妊治療をご希望の方は、以下の医療機関検索をご活用ください。

著者情報

竹越昭彦
監修医師 竹越 昭彦 (たけこし あきひこ)

浜松町第一クリニック院長。1991年に日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院、東戸塚記念病院外科での勤務を経て、2004年10月に浜松町第一クリニックを開院しました。ED治療薬・AGA治療薬の処方を行う男性専門クリニックとして、21年以上にわたり診療を行い、全医院合わせて延べ360万人以上の治療実績があります。若年層の心因性EDから、生活習慣病や加齢に関連するED、AGA治療薬の継続使用に関する相談まで、幅広い年代の患者様の悩みに向き合っています。

略歴

  • 1966年 生まれ
  • 1991年 日本医科大学卒業
  • 1991年 日本医科大学付属病院
  • 1993~2002年 東戸塚記念病院 外科
  • 2004年10月 浜松町第一クリニック開院
  • All About「ED・勃起不全」ガイド担当
    ⇒【All About|竹越 昭彦 プロフィール】
所属学会
  • 日本性機能学会 会員
  • 日本化学療法学会 会員
  • 日本形成外科学会 会員

はじめての方も安心

初診料・再診料無料/外来の予約不要/
オンライン診療対応

診察は問診のみ。患部を見せる診察はありません。処方価格は外来・オンライン処方ともに同じ価格です。

Why choose us

浜松町第一クリニックが
選ばれる理由

浜松町第一クリニックは、2004年の開院以来、男性専門クリニックとしてED治療薬・AGA治療薬の処方を行ってきました。当院では、医師の問診により健康状態や服用中のお薬を確認したうえで、厚生労働省に承認された国内正規のED治療薬のみを院内で処方しており、国内未承認薬や海外製の未承認薬は一切取り扱っていません。診察は問診のみで、ズボンを脱ぐような診察はありません。来院は予約不要で、初診料・再診料は無料です。ご来院が難しい方には、初診からご利用いただけるオンライン診療にも対応しており、電話問診のうえご自宅や職場などへ郵送のほか、郵便局留で受取もできます。

来院は
予約不要
院内処方で
その場で受取
初診から
オンライン診療
男性スタッフ
のみで安心
国内正規品
のみ処方
初診料・
再診料無料
年中無休
年末年始除く
駅近で
アクセス良好
豊富な
決済方法
当院が処方するED治療薬
ED治療の詳細へ
Access Map 各院のご紹介
いつまでもお悩みなら…

まずはオンライン診療をお試しください!

2004年開院のED・AGA処方専門クリニック
実在する専門クリニックが対応!
首都圏5院に実在する専門クリニックが対応
浜松町第一クリニックは、2004年の開院以来、ED治療薬・AGA治療薬の処方を行ってきました。首都圏を中心に5院を展開しており、勤務する医師はオンライン診療研修を全員受講済みです。
厚生労働省承認の国内正規品のみ
未承認薬は取り扱いません!
厚生労働省承認の国内正規品のみを処方
当院では、厚生労働省に承認された国内正規品のみを処方しており、国内未承認薬や海外製の未承認薬は一切取り扱っていません。偽造薬や品質不明な薬のリスクを避け、安心して治療を受けていただけます。
1回だけでも、必要な分だけ購入可能!
定期購入の縛りなし!
定期購入の縛りなし
当院のオンライン診療は、定期購入の縛りがありません。ED治療薬は1錠単位、AGA治療薬は28錠または30錠の1セット単位で、必要な時に必要な分だけ処方できます。
今すぐ診療予約が可能で、診察料は無料!
土日も最短即日発送!お薬代は来院時と同じ!
土日も最短即日発送、全国・離島にも発送対応
13時までに決済が完了すれば、土日でも最短即日で発送します。診察料・予約料は無料で、お薬代は来院時と同じです。1万円以上の処方で送料無料となり、全国・離島にも発送対応しています。

プライバシー面も安心です!

発送元・品名の変更可能
発送元・品名
変更可能
郵便局留め可能
郵便局留
で受取可
荷物の追跡可能
荷物の追跡
DM等は一切無し
DM等は
一切無し
ゆうパケットはポストで受け取り可能
ゆうパケット
ポストで受取
空いた時間に今すぐ予約可能
空き時間に
今すぐ予約
今すぐオンライン診療をする 新規アカウント登録 【2回目以降の方】オンライン診療ログイン

※お薬代は直接ご来院時と同一価格です。送料は1万円以上の処方で無料です。

Contents お役立ちコンテンツ