バイアグラ服用による精子への影響
バイアグラの成分であるシルデナフィルは、服用後にごく微量しか精液に移行せず、その量は50mg投与時でも0.0002%未満、具体的には0.01mg以下です。そのため、服用によって精子の数や動き、精液の量に影響はなく、パートナーや胎児への悪影響も報告されていません。
子作りの場面でバイアグラを使用する人も多く、特に排卵日に合わせた性行為のプレッシャーで中折れしやすくなるケースが目立ちます。こうした精神的な緊張に対処するために、バイアグラは妊活をサポートする目的でも安心して使用できる薬とされています。
バイアグラ服用後に精液に血が混ざる症状(血精液症)は、精嚢や前立腺の軽い炎症やうっ血が原因で、バイアグラの血管拡張作用が影響する可能性があります。多くの場合は自然に治りますが、症状が1〜2ヶ月続く場合は念のため専門医の診察を受けることが勧められています。
精子や精液への影響について
以下のシルデナフィル(バイアグラ)の精液中への移行はバイアグラ錠のインタビューフォーム(医療関係者向けの医療用医薬品の詳細が記された情報提供書)です。これにも記されている通り、服用することで精子の運動量や数、射精時の精液量に影響はありません。
また服用することで成分が精液にどの程度移行するのかについてですが、投与量に対しての0.0002%未満、つまりバイアグラ50mgを服用した時に精液に移行する成分量はわずか0.01mg(1/5,000)未満ですので、パートナーの身体に影響を及ぼすこともありません。子作りにバイアグラを使用しても胎児に影響を及ぼすようなこともございませんのでご安心下さい。当院にご来院いただいている患者様からも無事に可愛いお子さんを授かったという数多くのご報告も受けています。
結婚後、なかなか子作りが上手くいかないと奥様の排卵日を狙っての性行為という流れになることが多く、基礎体温を記録したり排卵日チェッカーで排卵日を予測し、奥様から「今日から3日間くらいが排卵日かも」と言われると旦那様にプレッシャーが重くのしかかり、それが原因で中折れ気味になってしまうケースが意外と多いのです。よって当院をご利用いただいている患者様の中には子作りに使用するためにバイアグラの処方を受けられる方も多いのです。マンガでもわかりやすく解説しておりますので以下をご覧ください。
精液に血が混ざる場合
稀に患者様から「バイアグラ服用後に性行為を行ったら精液に血が混ざっていた」というご相談がございますので、これについても少し説明させていただいます。
精子は精巣内(睾丸)で作られます。射精時は精巣上体から精管と通って前立腺まで到達し精嚢(せいのう)と前立腺の分泌液が混ざって精液となって尿道を通過して射精されます。血が混ざる症状を血精液症といって原因は、射精時の精子の通過経路、精嚢や前立腺、尿道が元々軽い炎症やうっ血を起こしていている場合が多ので痛み等無ければ、すぐに病院にいくことはありません。1~2ヶ月様子を見て続くようであれば精子の通過経路に腫瘍、結石などを疑い大きな病院で検査を受けるのがよいでしょう。バイアグラは血管拡張作用があるので先ほどの精子通過経路に軽い炎症を起こしている場合、稀に出血するいうケースが大半であると考えられます。基本的に自然に治ってしまう場合が多い症状です。
精液への移行(外国人データ)
参照元 バイアグラ錠インタビューフォーム
健康成人男性 16 例を対象にシルデナフィル 100mg を単回経口投与後 1.5 及び 4.0 時間に採取した精液中のシルデナフィル濃度はそれぞれ 51.4ng/mL 及び 15.5ng/mL であり、同時間の血漿中濃度に対して約 18%の濃度であった。投与 1.5 時間後の精液中のシルデナフィル量は投与量に対して0.0002%未満とわずかであった。なお、シルデナフィル投与により、精子の運動能、精子数及び射精量等に変化は認められなかった。
シルデナフィルの精液中への移行(健康成人)
| 血漿中 | 精液中 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| Tmax(hr) | Cmax(ng/mL) | AUC6(ng・hr/mL) | 濃度(ng/mL) | 移行量(ng)1.5hr | ||
| 1.5hr | 4.0hr | |||||
| シルデナフィル | 1.40±0.49 | 331±116 | 841±293 | 51.4±30.1 | 15.5±5.6 | 188±146 |
(mean±S.D.、n=16)
シルデナフィルの精子運動能及び精液分析パラメータに及ぼす影響(健康成人)
| 精子運動量 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 運動% | 静止% | 急速% | 緩徐% | 緩徐運動速度(μm/sec) | 頭部側方移動平均値(μm) |
| -0.1(-5.2, 5.0) | 0.1(-5.0, 5.2) | -2.6(-6.4, 1.3) | -1.5(-4.5, 1.5) | -0.70(-1.61, 0.20) | -0.04(-0.16, 0.08) |
| 二次的精液分析パラメータ | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 精子数(×106) | 精子密度(×106/mL) | 異常形態% | 生存精子% | 射精された精液量(mL) | 射精された精液粘度(秒) |
| 22.3(-44.1, 88.7) | 10.5(-8.5, 29.4) | 1.16(-0.01, 2.32) | -1.7(-5.3, 1.8) | 0.027(-0.299, 0.352) | 88.7%(72.4, 108.8) |
シルデナフィルとプラセボ投与群間の平均値の差(シルデナフィル-プラセボ)を示す。精液粘度については、幾何平均値の比(シルデナフィル/プラセボ)を示す。括弧内が95%信頼区間を示す。(注:本剤の日本での承認用量は1日1回 25mg~50mg である。)
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浜松町第一クリニックでは、患者様に問診を実施し、厚生労働省に認可されたED治療薬を処方しております。例えば、心因性EDの場合、何らかのきっかけでEDの悩みが改善するケースが少なくありません。当院の集計データによると、そのほとんどは、バイアグラなどのED治療薬を1回から数回服用し、ご納得のいく性行為ができれば、それが自信につながり、その後はED治療薬を服用しなくても改善するケースが多いことが証明されています。もし、同じようにEDで悩まれている方がいらっしゃいましたら、ED治療薬を試してみることによって改善される可能性は十分にあります。少しでも心配な方は一度当院で受診されてみてはいかがでしょうか?
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バイアグラは、ED治療薬の元祖とも言われている勃起補助薬剤です。 日本では1999年3月より発売され、知名度のみならず愛用者も多いお薬です。
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レビトラの代替は厚労省から認可を得た国産の沢井製薬、東和薬品、富士化学のレビトラジェネリック(バルデナフィル錠)を推奨します。
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2020年3月にシアリスのジェネリック医薬品「タダラフィル錠」が登場。厚労省から製造承認を取得した東和薬品と沢井製薬のものを扱っています。
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