未承認薬「メガリス(Megalis)」について
メガリスは、インドのマクローズ社が製造するED治療薬で、シアリスと同じ成分タダラフィルを含みますが、日本では未承認のため医療機関での処方は行われていません。
メガリスは個人輸入でしか入手できず、偽造品が多く流通しているため、安全性が確保されておらず非常に危険です。実際に購入した約3割が偽物という調査結果もあり、使用は避けるべきです。
メガリスは心臓病や肺高血圧の薬と併用すると命に関わる副作用を引き起こす可能性があります。正規の国内承認薬を医師の指導のもと使用することが安全です。
メガリスとは?
インド製シアリスジェネリック(日本国内ではインド製のコピー版シアリスという位置付け)。当院では、メガリスのような無承認医薬品は取り扱っておりません。
メガリスとは、インドのマハーラーシュトラ州(Maharashtra)のムンバイ(Mumbai)のアンダリー・イースト(Andheri (East))に本社を置くマクローズ社(Macleods Pharmaceuticals Ltd.)が製造するシアリスのジェネリック医薬品です。マクローズ社についてですが、従業員数は10,000人以上で結核、マラリア、HIVのジェネリック治療薬に力を入れておりインド国内の製薬会社の中で売上10位と創業して20数年間で急成長を遂げている製薬会社です。
このHPの「Products – India Market」の一覧に「MEGALIS-10」と「MEGALIS-20」と記されているようにタダラフィル10mgと20mgの2つの規格を販売しています。
メガリスも他のインド製ジェネリックと同じくインターネット上の個人輸入代行業者の通販サイトで20mgがまとめ買いだと1錠あたり100円から、少ロットものでも360円くらいから購入できる(2020年3月現在)ので、安易な気持ちで手を出してしまう人がいらっしゃいます。しかしながら正規ルートは存在しないため悪徳業者による偽造品が数多く出回っていますので個人輸入サイトはもちろんのこと医療機関からの処方であっても服用しないようにして下さい。
日本国内では厚労省の認可を得たシアリスのジェネリックとして沢井製薬のタダラフィル錠CI「サワイ」が登場し、今後も価格は安くなってきますので、こちらをお試しいただくのが無難です。
2011年に、個人輸入したシアリスにより意識障害になるという深刻な健康被害の報告もあるくらいですので注意して下さい。
以下のメガリスの画像は、インターネットにて、それらしいものを販売している個人輸入代行業者の通販サイトを適当に探して入手しただけなので本物なのか偽物なのかは判断できかねますことをご了承ください。




商品名:メガリス(megalis)製造元:マクローズ社(Macleods Pharmaceuticals Ltd.)主成分:タダラフィル(Tadalafil)剤 形:経口投与のフィルムコーティング剤効 果:シアリスとほぼ同じとされている
メガリスの服用における注意点
インターネットで「メガリス 個人輸入」等で検索すると個人輸入代行業者の通販サイトが数多く出てきます。国内のED治療薬を販売する製薬会社4社が2016年に合同で行った調査について、インターネットで実質的に販売する個人輸入代行業者のサイトより購入した35.6%が偽造品であったという調査結果がプレスリリースされています。つまり、3回注文したら1回は偽造品ということが調査結果でわかったのです。
偽造品は、不衛生な場所で製造され、どのような不純物が混入されているかわからないので、どのような副作用が生じるかも未知数です。日本国内で厚労省より製造販売承認を得た医薬品で尚且つ用法用量を守って服用していたのにも関わらず重篤な副作用を生じ治療が必要になった際には医薬品副作用救済制度が適用され公的機関から治療費の一部を補助してくれますが、個人輸入の薬は適用されず全て自己責任、自己負担となります。厚労省も個人輸入は安易に行うものではないと様々なところで注意喚起しているくらいです。メガリスを個人輸入で入手するのは止めておきましょう。
【参考サイト】
◆厚生労働省HP【医薬品等を海外から購入しようとされる方へ】
◆個人輸入やインターネット購入による健康被害 | あやしいヤクブツ連絡ネット
併用禁忌薬や使用できない人
シアリスと同じくタダラフィルを有効成分としているので、狭心症の治療薬であるニトログリセン等の硝酸剤や慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬であるアデムパスと併用すると血圧が下がり過ぎて心停止の可能性もあるので注意が必要です。
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当院の治療方法
浜松町第一クリニックでは、患者様に問診を実施し、厚生労働省に認可されたED治療薬を処方しております。例えば、心因性EDの場合、何らかのきっかけでEDの悩みが改善するケースが少なくありません。当院の集計データによると、そのほとんどは、バイアグラなどのED治療薬を1回から数回服用し、ご納得のいく性行為ができれば、それが自信につながり、その後はED治療薬を服用しなくても改善するケースが多いことが証明されています。もし、同じようにEDで悩まれている方がいらっしゃいましたら、ED治療薬を試してみることによって改善される可能性は十分にあります。少しでも心配な方は一度当院で受診されてみてはいかがでしょうか?
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バイアグラは、ED治療薬の元祖とも言われている勃起補助薬剤です。 日本では1999年3月より発売され、知名度のみならず愛用者も多いお薬です。
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レビトラは、2004年6月に発売された即効性のあるED治療薬です。販売中止が発表され現在、国内市場からは既に姿は消失しています。
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シアリスは、2007年に発売された最新のED治療薬です。バイアグラ、レビトラと比べ圧倒的な持続効果が特徴です。
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世界で不動の地位を築いてきたバイアグラ。ついに特許期間満了によって2014年5月にバイアグラのジェネリック(シルデナフィル錠)が登場しました。
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レビトラの代替は厚労省から認可を得た国産の沢井製薬、東和薬品、富士化学のレビトラジェネリック(バルデナフィル錠)を推奨します。
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2020年3月にシアリスのジェネリック医薬品「タダラフィル錠」が登場。厚労省から製造承認を取得した東和薬品と沢井製薬のものを扱っています。
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(グループ7院の合算データ)
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当院では年間約20万人の対象患者様に処方しています。
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