妊活中のセックスに関する実態調査

妊活を行っている夫婦の約6割が不妊治療に費用をかけており、その中の約7人に1人は100万円以上を費やしています。保険適用外の治療が多いため負担が重く、特に体外受精などは1回30万円以上の費用がかかることもあり、経済的な問題が深刻です。

妊活中の性行為に対しては男女で悩みの傾向が異なり、男性は「義務的なセックスへの抵抗感」、女性は「妊娠できないことへの不安やストレス」を強く感じる傾向があります。これにより、特に若年層男性では心理的負担からEDになるケースが多く、20〜24歳では約半数が自覚しています。

妊活におけるED薬の使用経験は男性の5人に1人にのぼり、特に若年層で高い傾向がありますが、約半数の夫婦がED薬が精子や胎児に悪影響を与えると誤解しています。実際にはそのような影響は確認されておらず、正しい知識の普及が求められます。

調査概要

集計期間 2020年3月3日~3月6日
調査方法 インターネット集計
調査対象 全国の妊活中(もしくはしていた)パートナー(既婚者)のいる20代~40代の男女1,169人

調査対象者について

本調査は、全国の20代から40代の既婚男女1,169名を対象に実施されました。
【男性】20~49歳:計569名(各年代約100名ずつ、20~24歳のみ69名)
【女性】20~49歳:計600名(各年代100名ずつ)

※妊活とは:妊娠に関する知識の取得、妊娠に向けた体調管理、出産を想定した人生設計などを指します。

妊活中の実態調査結果

竹越院長画像

浜松町第一クリニック院長
竹越昭彦(たけこしあきひこ)→ プロフィール

当院には子作り目的でED薬の処方を希望する方が多く来院されます。その方たちの話を聞くと夫婦でもっと話し合った方が妊活は上手くいくのではと感じるケースが多々ございます。また不妊治療を行っているがなかなか子供を授かることができないという深刻な悩みを持つご夫婦も多いことも気になっていました。

そこで、妊活中または妊活していた夫婦を対象に大規模なアンケート調査を行い妊活中のセックスに対する男女での意識の違いを公開し、不妊で悩む夫婦のお互いの理解を深めるきっかけを作っていただきたい。また不妊治療にかけている費用等、妊活中の深刻な悩みを皆さんに知ってもらいたいという思いから今回の「妊活中のセックスに関する実態調査」をするに至りました。

妊活・不妊治療の費用に関する調査

妊活に出費した夫婦の7組に1組は100万円以上

不妊治療の総額費用アンケート
費用の総額グラフ

妊活をしている方の64%(1,169人中745人)が不妊治療にお金をかけていることがわかりました。そのうち半数以上の方が10万円以上を出費しており、さらに7組に1組の夫婦が不妊治療に100万円以上も出費していることも明らかになりました。

「※妊活中のご夫婦全体では11組に1組(9.15%)が100万円以上出費」

不妊治療は、タイミング法などの「一般不妊治療」から、体外受精などの「高度不妊治療」まで多岐にわたります。人工授精、体外受精、顕微授精等の治療は、本調査時点では多くが自費診療であり、体外受精の場合、1回につき平均30万円以上の費用がかかることもあります。妊娠のためなら高額な治療費もやむを得ないと考える夫婦が多く、不妊の悩みがいかに切実であるかがうかがえます。

不妊治療における助成金制度の利用実態

不妊治療にお金をかけている夫婦のうち、「特定治療支援(助成金制度)を利用したことがある」と答えた人は745人中239人でした。この制度は特定の不妊治療が必要な方を対象としており、利用者が約3分の1にのぼることは、特に深刻な不妊の悩みを抱えている夫婦の多さを物語っています。

参照 不妊に悩む夫婦への支援について|厚生労働省

※2022年4月から「一般不妊治療全般」と「生殖補助医療」についても、推奨度に応じて保険適用されるようになっています。詳しくは厚生労働省の資料をご確認ください。

妊活の悩み:男女別のTOP3

妊活中の夫婦は、男女ともに少なからず性行為に対して悩みや不満を抱えていますが、その方向性には明確な違いが見られます。

男性の悩み:義務的な行為への抵抗感

男性(569人回答)の悩みで最も多かったのは、「子づくり目的の義務的なセックスへの抵抗感」でした。露骨な子づくり目的のセックスにストレスを感じ、勃起の状態が悪くなる男性は少なくありません。

男性の悩みTOP3

女性の悩み:できないことへの不安

女性(600人回答)の悩みトップは、「子どもができないことへの不安やストレス」で、約2.5人に1人(39.7%)にのぼります。女性は不妊の原因を自分のせいにしてしまいがちですが、不妊の40~50%は男性側にも要因があることがわかっています。ひとりで自分を責める必要はありません。

女性の悩みTOP3

妊活中の性行為満足度と関係の変化

意外にもパートナーへの満足度は高い

妊活中の性行為の頻度や、パートナーの態度について調査しましたが、意外にも夫婦間の満足度は高いことがわかりました。

性行為の頻度満足度
パートナーの態度
夫婦関係の変化

「頻度」については男女ともに7割以上が満足と回答し、「パートナーの態度」も圧倒的多数が協力的であると答えています。「夫婦関係の変化」についても良好と答える方が多く、共通の目標に取り組むことで、かえって夫婦関係が改善される側面もあるようです。

妊活中のED(勃起不全)の実態調査

3人に1人が「子づくりED」を経験

妊活前からEDだった人を除いた男性499名のうち、33.9%が妊活中のEDを自覚しています。特に20~24歳では約2人に1人(49.3%)が経験しており、若い世代ほど義務的なセックスが精神的な負担になっている実態が浮き彫りとなりました。

年齢別 妊活中のED割合

子づくりEDの主な要因

子づくりEDの理由

主な要因はプレッシャーや不安です。自覚症状がある一方で、「悩み」としてEDを挙げる人は少なく、多くの方が「一時的な心因性ED」であることを理解して対策を求めていることが推測されます。

20~24歳の子づくりED実態

妊活対策としてのED薬使用率

20代前半の約半数がバイアグラ等を使用

妊活男性の約2割(21.8%)が服用経験があり、特に20~24歳では47.8%と非常に高い使用率です。この世代では「パートナーに勧められた」という回答が他世代より多く、女性の強い希望で服用に至るケースが多いようです。

ED薬の使用経験
ED薬の使用理由TOP3

精子や胎児への影響に関する意識調査

ED薬が及ぼす影響は「なし」

約半数の夫婦が「影響がある」と考えていますが、実際にはED薬が精子や胎児に悪影響を及ぼすことはありません。バイアグラの公式資料でも、精子の数や運動能に変化は認められないことが明記されています。

精子への影響意識
胎児への影響意識

ED薬は血管を拡張させるシンプルな仕組みの薬です。不妊治療中の経済的負担を軽減するため、当院グループではED薬の割引制度も設けております。ぜひご活用ください。

妊活調査アンケート詳細データ

不妊治療にかけた費用の総額

性別 年齢 全体 10万円未満 10万~20万 20万~30万 30万~50万 50万~75万 75万~100万 100万~150万 150万円以上 出費なし
男性 20~24歳 69 12 10 15 4 1 1 0 1 25
25~29歳 100 24 14 10 5 3 1 2 1 40
30~34歳 100 22 10 7 14 5 2 3 3 34
35~39歳 100 27 8 12 7 4 1 5 6 30
40~44歳 100 27 11 13 10 7 4 5 7 16
45~49歳 100 26 6 12 6 2 3 4 10 31
女性 20~24歳 100 18 6 5 1 0 0 1 2 67
25~29歳 100 25 3 4 7 0 1 1 3 56
30~34歳 100 31 7 2 5 5 3 1 4 42
35~39歳 100 40 7 6 2 1 1 5 6 32
40~44歳 100 28 10 5 8 1 2 6 10 30
45~49歳 100 25 8 7 7 4 7 6 15 21

特定治療支援(助成金制度)の利用有無

性別 年齢 全体 利用あり 利用なし
男性 20~24歳 44 33 11
25~29歳 60 20 40
30~34歳 66 25 41
35~39歳 70 22 48
40~44歳 84 26 58
45~49歳 69 21 48
女性 20~24歳 33 12 21
25~29歳 44 12 32
30~34歳 58 19 39
35~39歳 68 15 53
40~44歳 70 20 50
45~49歳 79 14 65

妊活中の性行為における悩み(最大3つまで)

性別 年齢 全体 義務感への抵抗 できない不安 パートナーの圧 周囲の圧 考えの違い 態度の変化 時間不一致 場所がない 気力体力不足 身体の変化 金銭不安 ED 悩みなし
男性 20~24歳 69 8 10 5 8 7 2 3 8 7 3 13 5 14
25~29歳 100 17 18 8 3 3 10 16 8 23 9 13 1 17
30~34歳 100 27 15 15 5 5 8 13 11 22 8 8 5 18
35~39歳 100 21 19 13 5 5 3 13 16 22 11 11 3 19
40~44歳 100 24 24 9 5 8 4 10 10 17 16 15 6 20
45~49歳 100 24 12 11 8 9 1 7 10 21 19 10 6 18
矢印(集計)

妊活中の満足度と変化に関する詳細

性行為の頻度やパートナーの態度、夫婦関係の変化についても詳細な集計を行いました。多くの方が「満足」「協力的」「良好」と回答しており、妊活という共通の目標が夫婦の絆を深めている様子がうかがえます。

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当院の治療方法

浜松町第一クリニックでは、患者様に問診を実施し、厚生労働省に認可されたED治療薬を処方しております。例えば、心因性EDの場合、何らかのきっかけでEDの悩みが改善するケースが少なくありません。当院の集計データによると、そのほとんどは、バイアグラなどのED治療薬を1回から数回服用し、ご納得のいく性行為ができれば、それが自信につながり、その後はED治療薬を服用しなくても改善するケースが多いことが証明されています。もし、同じようにEDで悩まれている方がいらっしゃいましたら、ED治療薬を試してみることによって改善される可能性は十分にあります。少しでも心配な方は一度当院で受診されてみてはいかがでしょうか?

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当院のED処方数は年間約20万人 ※ バイアグラ・レビトラ・シアリス・各ジェネリックの処方数
(グループ7院の合算データ)

ED治療薬の処方には医師の診察が必須で、
当院では年間約20万人の対象患者様に処方しています。

ED治療薬のシェアの割合グラフ
02
20代のED初診数も増加 ※ 2024年の20代の診察のうち初診割合は12.83%
(2006年時の20代の初診割合は4.92%)

人口減少しているのにED初診数が増加しており、
20代でEDで悩む割合がとても増えています。

ED治療薬のシェアの割合グラフ
03
ED治療で元気なセカンドライフ ※ 2024年の70代の診察のうち初診割合は5.47%
(2006年時の70代の初診割合は1.30%)

当院グループだけでも、
月60名程度80歳を超える患者様にご来院いただいています。

ED治療薬のシェアの割合グラフ
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