バイアグラの副作用について
バイアグラの服用後に起こりやすい顔のほてり、頭痛、目の充血といった副作用は、薬の効果が出ているサインでもあり、約4割の人に見られます。こうした反応は血管が広がる作用によるもので、飲酒と同じような症状が出ることがあります。
若年層ほど副作用が出やすい傾向があり、特に20~39歳では頭痛や鼻詰まり、目の充血などの発症率が高くなっています。これは血管が敏感に反応しやすいためとされ、添付文書に記載されている中高年中心のデータよりも高い頻度で副作用が現れています。
ごくまれに視力低下や喪失を伴う「NAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)」の報告があり、特に50歳以上で糖尿病や高血圧などのリスク要因がある人は注意が必要です。急な視力の異変を感じた場合は、ただちに服用を中止し眼科を受診することが勧められています。
バイアグラの副作用について
- 服用後30~40分前後で効き始めるのと同時に、顔のほてり・頭痛・目の充血などが出ることがあります。これは約4割の方にみられる“よくある副作用”で、効果発現のサインとして受け止めていただいて構いません。
- 1,013人を対象にした副作用調査が示す通り、若年層ほど副作用が出やすい傾向があります。薬の効きが強い世代ほど、血管拡張による反応も出やすくなります。
- バイアグラは血管拡張作用により、お酒を飲んだときに似たほてり・充血が起きやすく、血圧はわずかに下がる傾向です(「上がる」と誤解されがちですが逆です)。
起こりうる症状の例
・顔のほてり、頭痛、目の充血
・動悸、鼻づまり、消化不良
・光過敏や色の見え方の変化(一過性)
多くは4~6時間の薬効の範囲内で自然におさまります。強い頭痛がある場合は、ロキソニン/イブ/バファリンなど一般的な鎮痛薬を用法・用量どおり併用しても差し支えありません。
※ただし、症状がつらい・長引く、あるいは持病や併用薬がある場合は、自己判断に頼らず医師へご相談ください。
当院での対策
頭痛対策として、ロキソプロフェンNa錠60mg「サワイ」を1錠50円円(税込)で処方しています。必要時にご相談ください。
※飲酒は副作用を強めることがあります。服用時は飲み過ぎに注意してください。
※以下の「バイアグラの副作用詳細(インタビューフォーム参照)」には血管拡張(ほてり、潮紅)の副作用発現の割合が低く記されていますが、実際には4割程度の方に顔のほてりや目の充血等の副作用はございます。添付文書の副作用発現率だけを信じてバイアグラを服用し、ほてり、潮紅、頭痛、動悸等の副作用が出ると不安を煽ってしまいかねませんのであえて書かせていただきました。
バイアグラの副作用詳細(インタビューフォーム参照)
国内データ
承認時の国内臨床試験157例において、65例(41.40%)に副作用又は臨床検査値異常が認められた。主な副作用又は臨床検査値異常は、血管拡張(ほてり、潮紅)17例(10.83%)、頭痛17例(10.83%)、CK(CPK)上昇9例(5.73%)等であった。
上記は25mgと50mgの副作用合計となっております。以下の表は25mg、50mgの個別での副作用発現件数をバイアグラのインタビューフォームを参照に以下にまとめました。バイアグラを服用している人は50mgの方が圧倒的に多くいらっしゃると思いますので50mgの箇所をご参考下さい。
| 25mgN=73 | 50mgN=77 | 合計N=150 | |
|---|---|---|---|
| 頭痛 | 7件(9.6%) | 13件(16.9%) | 20件(13.3%) |
| ほてり・潮紅 | 4件(5.5%) | 16件(20.1%) | 20件(13.3%) |
| 昏迷 | 1件(1.4%) | 2件(2.6%) | 3件(2.0%) |
| 25mgN=72 | 50mgN=77 | 合計N=149 | |
|---|---|---|---|
| CK(CPK)上昇 | 63人中6件(9.52%) | 65人中3件(4.62%) | 128人中9件(7.03%) |
| γ-GTP上昇 | 70人中0件(0%) | 74人中3件(4.05%) | 144人中3件(2.08%) |
| AST(GOT)上昇 | 72人中1件(1.39%) | 76人中2件(2.63%) | 148人中3件(2.03%) |
| ALT(GPT)上昇 | 72人中0件(0%) | 76人中2件(2.63%) | 148人中3件(2.03%) |
| 血清LDH上昇 | 72人中1件(1.39%) | 76人中2件(2.63%) | 148人中3件(2.03%) |
外国データ
欧州及び米国で実施された第Ⅱ相試験及び第Ⅲ相試験823例において、261例(31.71%)に副作用又は臨床検査値異常が認められた。主な副作用又は臨床検査値異常は、血管拡張(ほてり、潮紅)125例(15.19%)、頭痛109例(13.24%)、消化不良28例(3.40%)等であった。
| 25mgN=312 | 50mgN=511 | 合計N=823 | |
|---|---|---|---|
| ほてり・潮紅 | 30例(9.62%) | 95例(18.59%) | 125例(15.19%) |
| 頭痛 | 31例(9.94%) | 78例(15.26%) | 109例(13.24%) |
| 消化不良 | 4例(1.28%) | 24例(4.70%) | 28例(3.40%) |
| めまい | 6例(1.92%) | 12例(2.35%) | 18例(2.19%) |
| 鼻炎 | 2例(0.64%) | 14例(2.74%) | 16例(1.94%) |
| 嘔気 | 3例(0.96%) | 7例(1.37%) | 10例(1.22%) |
| 視覚異常 | 1例(0.32%) | 8例(1.57%) | 9例(1.09%) |
市販後の使用成績調査データ
市販後の使用成績調査3152例(再審査終了時)において、166例(5.27%)に副作用又は臨床検査値異常が認められた。主な副作用又は臨床検査値異常は、血管拡張(ほてり、潮紅)97例(3.08%)、頭痛34例(1.08%)、動悸13例(0.41%)等であった。
こちらもインタビューフォームにて掲載されているが、あまりに実際より副作用の頻度が低いので信憑性に欠けていると判断せざるを得ないデータです。あまり参考にされない方がよいでしょう。
NAION(非動脈炎性前部虚血性視神経症)の発現報告
外国において、薬剤との因果関係は明らかではないがPDE5阻害薬を投与中に非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION:Non-arteritic Anterior Ischemic Optic Neuropathy)が原因である視力低下や視力喪失が市販後調査にて少数報告されています。この発現のあった方の多くに「年齢50歳以上、糖尿病、高血圧、冠動脈障害、高脂血症、喫煙等」のNAIONの危険因子を有していたとのことです。
FDA(米国食品医薬品局)の調査によるとシルデナフィル服用による虚血性視神経症(I0N)は38例の報告があり、この中で21例がNAIONと診断され、ION報告の38例中29例にNAIONの危険因子の既往歴があったとのことです。
さらに、45歳以上のNAIONを発現した男性を対象とした海外で実施された研究で、PDE5阻害薬投与からその薬剤の半減期の5倍までの期間内でのNAION 発現のリスクが約2倍になることが報告されています。以上のことから以下の2点をよく理解しておく必要があります。
◆バイアグラ服用後に急激な視力低下等を生じた場合は、直ちに服用を中止し、なるべく早く眼科専門医の診断を受けること。
◆過去に片眼にNAIONの発現歴がある場合は、NAIONの発症のリスクが高く、バイアグラ服用により視力低下や視力喪失の可能性もあることを理解しておくこと。
副作用詳細表
次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行うこと。※聞きなれない症状についてはクリックしていただければ説明が表示されますのでご参照下さい。
| 1%以上 | 0.1~1%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 *3 | |
|---|---|---|---|---|
| 循環器 | 血管拡張(ほてり,潮紅) | 動悸、胸痛、頻脈 | 高血圧、不整脈、不完全右脚ブロック、末梢性浮腫 | 心筋梗塞*4、低血圧、失神 |
| 精神神経系 | 頭痛 | めまい、傾眠、昏迷 | 異常感覚、下肢痙攣、記憶力低下、興奮、緊張亢進、錯乱、思考異常、神経炎、神経過敏、神経症、不安、不眠症、無気力 | |
| 肝臓 | AST(GOT)増加 | ALT(GPT)増加、LAP上昇、LDH増加、血中トリグリセリド増加、γ-GTP増加、血清リン脂質上昇、血中アミラーゼ増加、血中アルブミン減少、血中ビリルビン増加、総蛋白減少 | ||
| 消化器 | 悪心、胃腸障害、口渇、消化不良、腹痛 | おくび、胃炎、胃不快感、下痢、口唇乾燥、舌障害、白舌、腹部膨満、便秘、嘔吐、嚥下障害 | ||
| 泌尿・生殖器 | 陰茎痛、射精障害、朝立ちの延長、半勃起持続 | 勃起の延長、持続勃起、尿路感染、前立腺疾患 | ||
| 呼吸器 | 鼻炎 | 呼吸障害、鼻閉、咽頭炎、喘息 | 鼻出血、気道感染症、副鼻腔炎 | |
| 筋・骨格系 | 関節痛、筋肉痛 | 骨痛、背部痛 | ||
| 皮膚 | 発疹 | そう痒症、眼瞼そう痒症、脱毛症、男性型多毛症、発汗、皮膚乾燥、皮膚障害、紅斑 | ||
| 血液 | ヘマトクリット減少、ヘマトクリット増加、ヘモグロビン減少、リンパ球減少症、リンパ球増加症、好酸球増加症、赤血球減少症、赤血球増加症、白血球増加症 | |||
| 感覚器 | 眼充血、結膜炎、彩視症、視覚障害 | 眼乾燥、眼痛、屈折障害、光視症、味覚異常、味覚消失、流涙異常、羞明 | 霧視、視力低下、網膜出血、網膜静脈閉塞、突発性難聴 | |
| その他 | CK(CPK)増加、疼痛、熱感 | BUN増加、インフルエンザ症候群、リンパ節症、血中ナトリウム減少、血中リン増加、体重増加、血中尿酸増加、ウロビリノーゲン陽性、尿中ブドウ糖陽性、尿中赤血球陽、尿中蛋白陽性、疲労、無力症 | 過敏性反応、感染症 |
※発現頻度は承認時の国内臨床試験、外国で実施された第II相/第III相試験、及び使用成績調査の結果に基づいている。
*3 自発報告等のため頻度不明。*4 因果関係は明らかではないが、市販後において本剤投与後に心筋梗塞が発症したとの報告がある(「外国市販後有害事象」の項参照)。
不完全右脚ブロック(ふかんぜんうきゃくぶろっく)心臓が一定のリズムで動くのは、心臓内で電気信号を作り出す洞結節(どうけっせつ)がペースメーカーの役割があるからです。洞結節で作られた電気信号は、心房を通り心房の筋肉を収縮させ(P波)心房結節に伝わり、右脚と左脚というある種の電線の役目である箇所に流れ、そこから心室の筋肉を収縮(QRS波)させます。心房と心室の順に一定のリズムで心筋が収縮することでポンプの役割を果たすため全身に血液を送り出すことができます。
洞結節(発電・ペースメーカー)⇒心筋による心房の収縮(ポンプ)⇒心房結節(送電管理)⇒右脚・左脚(電線)⇒心筋による心室の収縮(ポンプ)
電線の役目である右脚が断線しかかってる状態のことを不完全右脚ブロックといいます。
末梢性浮腫(まっしょうせいふしゅ)リンパの流れが悪くなり顔や手足等、人体の末端の箇所に水分が溜まり痛みを伴わず腫れること。主に手足のむくみのこと。
傾眠(けいみん)うとうとしてしまうこと。
昏迷(こんめい)呼びかけても反応が鈍い状態の意識障害。呼びかけても全く反応が無い状態は昏睡(こんすい)。昏睡状態といえば聞き覚えがあるのではないでしょうか?昏迷は昏睡より意識障害がマシな状態とでもいえば理解しやすいのではないでしょうか。
下肢痙攣(かしけいれん)下肢(股関節から足の指先まで)が痙攣を起こす状態。ふくらはぎや足の先が「つってしまう」こと。
AST(GOT)増加肝細胞でつくられる酵素で肝臓、腎臓、心筋、赤血球に含まれていて、これらの組織に障害があると血液中にALTが増えます。「基準値は7~38 IU/L」
ALT(GPT)増加ASTと同じく肝細胞でつくられる酵素で主に肝臓に含まれているため肝臓に障害があると上昇します。「基準値は80 IU/L以下」
LAP上昇肝臓、腎臓、腸に含まれている酵素で胆汁にもふくまれているため肝臓や胆道に通過障害があると血液中に胆汁が流れ込みLAPが上昇します。「基準値は80~160 IU/L」
LDH増加乳酸脱水素酵素のこと。肝臓、心臓、腎臓、赤血球、がん細胞などの様々な場所でつくられている酵素で糖質を分解してエネルギーを作る代謝経路に関わっています。これら臓器に障害があると上昇しますが運動をしただけでも上昇します。「基準値は120~240 IU/L」
血中トリグリセリド増加中性脂肪のことで略して「TG」。食事によって腸で吸収後、血液中に取り込まれた外因性TGと肝臓で合成され血液に分泌された内因性TGより構成されています。値が高いと高脂血症や動脈硬化を引き起こす原因となります。食後は必ず上がるので基本的に空腹の状態で計測します。
γ-GTP増加胆管でつくられる酵素で肝臓、腎臓、膵臓に含まれてタンパク質を分解、合成する働きをします。飲酒や投薬、免疫異常、ウイルス感染等でこれら臓器に不可がかかり過ぎると血液中にγ-GTP流れ出てきます。リポ蛋白は肝臓で産生されるためリン脂質の異常は間接的に肝機能の状態に影響します。「基準値は30~150 mg/dL」
血清リン脂質上昇略して「PL」。体内で脂肪(コレステロールや中性脂肪)が運搬される際に蛋白質と結合させたリポ蛋白の構成成分として重要な役割があり、血液中での脂質の安定や代謝に大きく影響しています。血清リン脂質は「基準値は150~250 mg/dL」
血中アミラーゼ増加膵臓、唾液腺、耳下腺より分泌される糖質を分解して等にする酵素です。膵臓や唾液腺に以上がある場合に上昇します。「基準値は37~125U/L」
血中アルブミン減少血液中の総蛋白の主成分は70%がアルブミン、20%はγ-グロブリンです。総蛋白と同じくアルブミンは肝臓で生成されるので減少傾向にあると環状に何かしらの以上があるということです。腎臓病や低栄養素の時も減少します。「基準値は3.9~4.9 g/dL」
血中ビリルビン増加赤血球中のヘモグロビンの一部を代謝されて出来る黄色い物質で肝臓で運ばれ胆汁として胆管を通り便に排出されるのですが肝機能に以上があるとビルビリンを処理しきれなくなるため毛中のビルビリンが増加し黄色っぽくなる黄疸になります。「基準値は0.2~1.2 mg/dL」
総蛋白減少略して「TP」。血液の中には100種類以上のタンパク質が存在します。総蛋白とは、血液中の全てのタンパク質の濃度のことを言います。タンパク質は肝臓で作られているので減少する場合、肝機能に何かしらの障害を生じている可能性があります。腎臓病や低栄養素の時もTPは減少します。「基準値は6.7~8.3g/dL」
嚥下障害(えんげしょうがい)食べ物や飲み物を上手く呑み込めない状態のこと。
そう痒症(そうようしょう)皮膚に発疹等が何も無いのにかゆみが出ること。部位が眼の時が眼瞼そう痒症です。
ヘマトクリット減少、ヘマトクリット増加血液中の細胞成分(血球)の割合ですが96%は赤血球なので「ヘマクリット=赤血球の割合」と解釈してください。低い場合は貧血、高い場合は血がドロドロになってきています。「基準値は男性40~50%」
リンパ球減少症、リンパ球増加症リンパ球とは血液中の白血球の一部で、抗体を作るBリンパ球、自ら病原体を攻撃し一度感染した病原体を記憶して、再度同じ病原体が侵入した時に素早く対応をするTリンパ球、感染した細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞の3種類があります。「基準値は男性20~50%」
好酸球増加症(こうさんきゅうぞうかしょう)白血球の一部で白血球の5~7%を占めています。寄生虫から体を守る働きがあります。寄生虫が体内に侵入したり、薬剤に対するアレルギーで増加します。
彩視症(さいししょう)視野が実際よりも青みがかって見えたりと本来の色よりも濃く見えたりする症状。
屈折障害視界のピントが合い難くなること。
光視症眼に光が当たってないのに一瞬光が走ったり、チカチカ光の点滅を感じたりすること。
羞明(しゅうめい)目に光が当たった時に痛みや強い眩しさを感じ不快感を感じる症状。
霧視(むし)目がかすむこと。また視野が霧がかったように見える状態のこと。
CK(CPK)増加CK(クレアチンフォスフォキナーゼ)は心筋、骨格筋、平滑筋、脳にある酵素で、これらの部位に以上を生じると上昇します。筋トレをした後でも上昇はします。
疼痛(とうつう)ずきずきとした痛み。
BUN増加尿素窒素のことで、食事等で摂取された蛋白を体内で分解する時にできる物質です。腎臓から排泄されるためBUN上昇は腎機能に何かしらの以上がある可能性があります。「基準値は7~23mg/dL」
リンパ節症リンパ節が貼れて圧痛を生じます。下人の大部分は最近やウイルスの感染によるものです。
血中ナトリウム減少血液中のナトリウムの濃度が減少することです。主な原因として大量に水分を摂取、心不全、肝疾患、腎疾患、下痢、利尿剤の使用などです。「基準値は135~148mEq/LL」
血中リン増加リンは腎臓により排泄されます。腎機能が低下するとリンを排泄しきれなくなり血液中のリン濃度が高くなります。「基準値は2.5~4.5mg/dL」
血中尿酸増加尿酸は腎臓により排泄されます。腎機能が低下すると尿酸を排泄しきれなくなり血液中の尿酸濃度が高くなります。「基準値は3.8~7.5mg/dL」
ウロビリノーゲン陽性肝臓に何かしらの異常があり血中ビリルビンが増加すると胆汁より腸に浸出したビリルビンが腸内細菌により還元されたものがウロビリノーゲンです。つまり血中ビリルビン増加すると尿中ウロビリノーゲン陽性となります。
尿中ブドウ糖陽性尿糖陽性のこと。血糖値が上昇すると上がりますが医薬品の副作用の場合は血液中のブドウ糖を再吸収の役目を果たす腎臓にある尿細管機能が低下することで尿中ブドウ糖が陽性となります。
尿中赤血球陽腎臓⇒尿管⇒膀胱⇒尿道のいづれかで異常がある時に尿中の赤血球が増加します。
尿中蛋白陽性正常な状態でも尿中に少しは出るものですが腎臓や尿管に異常がある場合は増加します。「基準値は15~29mg/dL」
PDE5阻害薬シルデナフィル(バイアグラ)、レビトラ(バルデナフィル)、シアリス(タダラフィル)等のED治療薬全般のことです。
半減期の5倍例えばバイアグラ50mgの場合は半減期は約2時間なので5倍だと10時間ということになります。
バイアグラを使用している1,013人を対象にした副作用調査
集計期間:2025年5月23日~29日
調査方法:インターネット集計
調査対象:全国の20~79歳(5歳階級別) 男性 合計10,000名
※本調査は、人口構成比に基づき年齢別に割り振った「過去6ヶ月以内に性行為の経験がある」日本全国の男性20~79歳 10,000人を対象に調査を行いました
◆人口構成比は令和7年1月1日住民基本台帳年齢階級別人口を参照
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei02_02000389.html
「20~24歳:709人」「25~29歳:735人」
「30~34歳:727人」「35~39歳:775人」
「40~44歳:855人」「45~49歳:969人」
「50~54歳:1089人」「55~59歳:935人」
「60~64歳:824人」「65~69歳:768人」
「70~74歳:827人」「75~79歳:787人」
ED治療薬を服用したことのある2,699人の内、「Q、メインとして使用しているED薬は何ですか?」の設問で正規品バイアグラ or 正規品シルデナフィル(バイアグラのジェネリック)と回答した 1,013名が対象
リサーチ協力 ⇒ 株式会社ネオマーケティング
Q.使用して今まで経験した服用後の副作用を教えてください。(お答えはいくつでも)n=1,013
年代別にて集計
メインとして使用しているED治療薬は正規品バイアグラ or 正規品シルデナフィル(バイアグラのジェネリック)と回答した 1,013名※複数回答可
| 20~39歳計336名 | 40~59歳計373名 | 60~79歳計304名 | 合計計1,013名 | |
| 頭痛 | 149(44.3%) | 103(27.6%) | 31(10.2%) | 283(27.9%) |
|---|---|---|---|---|
| 潮紅 | 61(18.2%) | 68(18.2%) | 39(12.8%) | 168(16.6%) |
| 顔のほてり | 88(26.2%) | 127(34.0%) | 110(36.2%) | 325(32.1%) |
| 目の充血 | 60(17.9%) | 44(11.8%) | 24(7.9%) | 128(12.6%) |
| 鼻詰まり | 75(22.3%) | 47(12.6%) | 30(9.9%) | 152(15.0%) |
| 動悸 | 56(16.5%) | 62(16.8%) | 34(10.7%) | 152(15.0%) |
| めまい | 41(12.2%) | 25(6.7%) | 7(2.3%) | 73(7.2%) |
| 耳鳴り | 34(10.1%) | 14(3.8%) | 5(1.6%) | 53(5.2%) |
| 彩視症*² | 19(5.7%) | 9(2.4%) | 8(1.6%) | 36(3.8%) |
| 霧視*³ | 21(6.3%) | 13(3.5%) | 5(2.6%) | 39(3.6%) |
| 羞明*⁴ | 18(5.4%) | 10(2.7%) | 16(5.3%) | 44(4.3%) |
| 胸焼け | 19(5.7%) | 10(2.7%) | 8(2.6%) | 37(3.7%) |
| 上腹部の痛みや不快感 | 17(5.1%) | 8(2.1%) | 4(1.3%) | 29(2.9%) |
| 下痢 | 31(9.2%) | 17(4.6%) | 6(2.0%) | 54(5.3%) |
| 便秘 | 24(7.1%) | 10(2.7%) | 9(3.0%) | 43(4.2%) |
| 関節痛 | 16(4.8%) | 8(2.1%) | 2(0.7%) | 26(2.6%) |
| 背部痛 | 20(6.0%) | 5(1.3%) | 3(1.0%) | 28(2.8%) |
| 筋肉痛 | 21(6.3%) | 8(2.1%) | 4(1.3%) | 33(3.3%) |
| 皮膚の痒み | 18(5.4%) | 9(2.4%) | 5(1.6%) | 32(3.2%) |
| 陰茎痛 | 22(6.5%) | 13(3.5%) | 3(1.0%) | 38(3.8%) |
| 眼痛 | 18(5.4%) | 11(2.9%) | 5(1.6%) | 34(3.4%) |
| 胸痛 | 20(6.0%) | 6(1.6%) | 3(1.0%) | 29(2.9%) |
| 腹痛 | 18(6.0%) | 11(2.9%) | 3(1.0%) | 32(3.2%) |
| その他 | 6(1.8%) | 1(0.3%) | 2(0.7%) | 9(3.2%) |
| 副作用は無かった | 50(14.9%) | 103(27.6%) | 132(43.4%) | 285(28.1%) |
*²彩視症とは青色のものが鮮やかに見えたり、ものが青っぽく見える症状のこと。
*³霧視とは目がかすんだり霧がかかったように見える症状のこと。
*⁴羞明とは光が眩しく見える症状のこと。

年齢によって副作用の発生率は全く異なる!
上記の表を見てわかる通り、若年層ほど副作用が出易い傾向にあります。特に年齢差によって発症割合に大きく差がある副作用を以下にまとめてみました。
◆「頭痛があった」と回答した割合
・20~39歳:2.2人に1人(44.3%)
・40~59歳:3.6人に1人(27.6%)
・60~79歳:9.8人に1人(10.2%)
◆「目の充血があった」と回答した割合
・20~39歳:5.6人に1人(17.9%)
・40~59歳:8.5人に1人(11.8%)
・60~79歳:12.6人に1人(7.9%)
◆「鼻詰まりがあった」と回答した割合
・20~39歳:4.5人に1人(22.3%)
・40~59歳:8人に1人(12.6%)
・60~79歳:10人に1人(9.9%)
◆「めまいがあった」と回答した割合
・20~39歳:8.2人に1人(12.2%)
・40~59歳:15人に1人(6.7%)
・60~79歳:43.5人に1人(2.3%)
◆「副作用は無かった」と回答した割合
・20~39歳:6.7人に1人(14.9%)
・40~59歳:3.6人に1人(27.6%)
・60~79歳:2.3人に1人(43.4%)
このように年齢によって副作用の発症率が大きく違うのです。若年層の方は、処方された医院のHPや各薬剤の添付文書等に記載されている副作用の発生率をそのまま鵜呑みにせず、頭痛、顔のほてり、目の充血、鼻詰まり等々は服用した人の3~4割に付随する副作用であると認識しておくことが重要です。
何故に調査結果の発症率は一般的な発生率と違うのか
現在広く参照されている副作用発現率の多くは、国内でバイアグラ錠が発売される1999年以前に実施された臨床試験データに基づいています。
当時は若年層にはバイアグラが不要と見なされていたため、被験者の大半は中高年でした。
副作用の発現率が高い若年層がほとんど含まれていなかったことが、製薬会社の添付文書等に示される「一般的な発生率」と本調査結果が乖離している主因と考えられます。
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浜松町第一クリニックでは、患者様に問診を実施し、厚生労働省に認可されたED治療薬を処方しております。例えば、心因性EDの場合、何らかのきっかけでEDの悩みが改善するケースが少なくありません。当院の集計データによると、そのほとんどは、バイアグラなどのED治療薬を1回から数回服用し、ご納得のいく性行為ができれば、それが自信につながり、その後はED治療薬を服用しなくても改善するケースが多いことが証明されています。もし、同じようにEDで悩まれている方がいらっしゃいましたら、ED治療薬を試してみることによって改善される可能性は十分にあります。少しでも心配な方は一度当院で受診されてみてはいかがでしょうか?
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バイアグラは、ED治療薬の元祖とも言われている勃起補助薬剤です。 日本では1999年3月より発売され、知名度のみならず愛用者も多いお薬です。
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レビトラは、2004年6月に発売された即効性のあるED治療薬です。販売中止が発表され現在、国内市場からは既に姿は消失しています。
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シアリスは、2007年に発売された最新のED治療薬です。バイアグラ、レビトラと比べ圧倒的な持続効果が特徴です。
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世界で不動の地位を築いてきたバイアグラ。ついに特許期間満了によって2014年5月にバイアグラのジェネリック(シルデナフィル錠)が登場しました。
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レビトラの代替は厚労省から認可を得た国産の沢井製薬、東和薬品、富士化学のレビトラジェネリック(バルデナフィル錠)を推奨します。
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2020年3月にシアリスのジェネリック医薬品「タダラフィル錠」が登場。厚労省から製造承認を取得した東和薬品と沢井製薬のものを扱っています。
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(グループ7院の合算データ)
ED治療薬の処方には医師の診察が必須で、
当院では年間約20万人の対象患者様に処方しています。
(2006年時の20代の初診割合は4.92%)
人口減少しているのにED初診数が増加しており、
20代でEDで悩む割合がとても増えています。
(2006年時の70代の初診割合は1.30%)
当院グループだけでも、
月60名程度80歳を超える患者様にご来院いただいています。
まずは郵送処方を
試してみるのがオススメです!