未承認薬「タダリフト(TADALIFT)」について
タダリフトはファイザー社がインド国内のみで販売しているシアリスのジェネリック医薬品ですが、日本では未承認薬であり当院では取り扱っていません。日本で正規に入手する方法は存在せず、服用は推奨されていません。
インターネット経由の個人輸入では、偽造品が多く流通しており、実際に意識障害などの健康被害が報告されています。正規の医療機関でも個人輸入品を処方するケースがあり、医師の処方でも安全性は保証されないため注意が必要です。
タダリフトは狭心症治療薬や肺高血圧症の薬と併用すると命に関わる副作用が起こる恐れがあり、これらの薬を使用している人や心疾患のリスクがある人は特に注意が必要です。パートナーにも服用していることを伝える配慮が求められます。
タダリフトとは
インド製ED治療薬(日本国内ではインド製のコピー版シアリスという位置付け)です。当院では、タダリフトのような未承認医薬品は取り扱っておりません。
タダリフトとは、バイアグラの製造販売で有名なファイザー株式会社がインド国内でのみ製造販売するシアリスのジェネリックです。インドでのファイザー社の拠点はマハーラーシュトラ州(Maharashtra)のムンバイ(Mumbai)のバンドラ・クラコンプレックス(Bandra-Kura Complex)というところにあります。インド国内限定とはいえファイザー社がシアリスのジェネリックを製造販売していることで驚かれる人も多いかと思いますが事実です。こちらはインドファイザーの公式HPで、この中の製品紹介のページがコチラ → Pfizer India – Our Productsこの「Our Products」の一覧にErectile Dysfunction(勃起不全)治療薬として『Viagra (Sidenafil)』と並んで『Tadalift (Tadalafil 20mg)』も明記されているので間違いありません。以下にタダリフトの箱やシート、錠剤の写真を掲載しているのでご覧ください。インターネット上の個人輸入サイトで販売されているタダリフトの相場は20mgで1錠あたり400円~500円(2020年3月現在)と安いことと、大手製薬メーカーが製造したタダリフトであれば安全であると思い込む人が多いので人気があるようです。
しかしバイアグラの個人輸入と同様に人気がある、つまり需要があればあるほど悪徳業者がそこに目を付けて偽物を取扱い、結果的に数多くの偽物が流通してしまうのです。タダリフトは日本国内で正規品を入手するための正規ルートは存在しないのでインターネットを利用しての個人輸入はもちろんのこと医療機関からの処方であっても偽物のタダリフトである可能性があるので服用しないようにして下さい。ファイザー製であっても日本国内では未承認医薬品なので重篤な健康被害を生じた際に公的資金から治療費の一部を負担してくれる医薬品副作用救済制度も適用外です。つまり全て自己責任となります。
以下のタダリフトの画像は、インターネットにて、それらしいものを販売している個人輸入代行業者の通販サイトを適当に探して入手しただけなので本物なのか偽物なのかは判断できかねますことをご了承ください。




商品名:タダリフト(tadalift)製造元:ファイザー社(Pfizer Limited)主成分:タダラフィル(Tadalafil)※20mgのみ製造剤 形:経口投与のフィルムコーティング剤効 果:シアリスとほぼ同じとされている
タダリフト服用における注意点
インド国内の医療機関で処方を受けた本物のタダリフトであれば服用の注意点はシアリスとほぼ同じですが、日本国内で入手したタダリフトはどのような方法であろうと偽物の可能性があるためシアリスと同じとは言えません。そもそも入手すること自体をお勧めしません。2016年に国内のED治療薬を販売する製薬メーカー4社合同で実施された調査では、インターネットで入手したED治療薬の35.6%が偽造品であったという調査結果がプレスリリースされています。一般の方が日本にいながら海外のED治療薬を入手する場合はインターネットの個人輸入代行業者の通販サイトを利用するかと思います。その4割以上が偽物というのが事実なのです。よって、厚労省も個人輸入に関しては様々なところで注意喚起をしています。ここ最近では、正規の仕入れルートが存在しない海外製のシアリスジェネリックを処方している怪しい医療機関もございます。医療機関であっても個人輸入で入手するしか方法が無いのです。つまり医師が個人輸入しても偽物が混ざる可能性はあるので、たとえ医師からの処方であっても決して安全ではないということを覚えておいて下さい。もちろん、医師からの処方であっても未承認医薬品ですので先に説明させていただいた医薬品副作用救済制度も適用外です。
【参考サイト】
◆厚生労働省HP【医薬品等を海外から購入しようとされる方へ】
◆個人輸入やインターネット購入による健康被害 | あやしいヤクブツ連絡ネット
海外のシアリスジェネリックによる健康被害について
個人輸入代行業者の通販サイトにより入手したシアリスが偽造品だったがために服用後、意識障害に陥るという実際に健康被害にあった事例が厚労省のHPにも掲載されています。
併用禁忌薬と服用できない方
タダリフトには一緒に服用してはいけないお薬がございます。狭心症の治療で使用される硝酸剤(ニトロ系のお薬)と慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬アデムパス錠が該当しますのでこれらとタダリフトは一緒に服用しないで下さい。また狭心症の疑いのある方は、万が一性行為中に発作が起きた場合に救急隊にED治療薬を服用していることを伝えられず、救急隊は直ちに硝酸剤の投与をする可能性もあります。よって、そのような方は必ずパートナーの方にもタダリフトを服用していることを伝えておく必要がありますのでご注意ください。
- 一緒に服用してはいけないお薬はコチラ → シアリスの併用禁忌薬
- タダリフトを服用してはいけない人はコチラ → シアリスを処方できない方
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当院の治療方法
浜松町第一クリニックでは、患者様に問診を実施し、厚生労働省に認可されたED治療薬を処方しております。例えば、心因性EDの場合、何らかのきっかけでEDの悩みが改善するケースが少なくありません。当院の集計データによると、そのほとんどは、バイアグラなどのED治療薬を1回から数回服用し、ご納得のいく性行為ができれば、それが自信につながり、その後はED治療薬を服用しなくても改善するケースが多いことが証明されています。もし、同じようにEDで悩まれている方がいらっしゃいましたら、ED治療薬を試してみることによって改善される可能性は十分にあります。少しでも心配な方は一度当院で受診されてみてはいかがでしょうか?
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バイアグラは、ED治療薬の元祖とも言われている勃起補助薬剤です。 日本では1999年3月より発売され、知名度のみならず愛用者も多いお薬です。
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レビトラは、2004年6月に発売された即効性のあるED治療薬です。販売中止が発表され現在、国内市場からは既に姿は消失しています。
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シアリスは、2007年に発売された最新のED治療薬です。バイアグラ、レビトラと比べ圧倒的な持続効果が特徴です。
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世界で不動の地位を築いてきたバイアグラ。ついに特許期間満了によって2014年5月にバイアグラのジェネリック(シルデナフィル錠)が登場しました。
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レビトラの代替は厚労省から認可を得た国産の沢井製薬、東和薬品、富士化学のレビトラジェネリック(バルデナフィル錠)を推奨します。
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2020年3月にシアリスのジェネリック医薬品「タダラフィル錠」が登場。厚労省から製造承認を取得した東和薬品と沢井製薬のものを扱っています。
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(グループ7院の合算データ)
ED治療薬の処方には医師の診察が必須で、
当院では年間約20万人の対象患者様に処方しています。
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