富士化学工業のバイアグラジェネリックについて
富士化学工業が製造するシルデナフィル錠「FCI」は、バイアグラと見た目や成分、添加物まで同一の国産ジェネリック医薬品で、2014年に厚労省から製造販売承認を受け販売されました。
当院での処方価格は25mgが1錠500円、50mgが900円で、10錠以上で割引が適用され、初診料や再診料が無料なため薬代のみで入手可能です。
使用期限は現在販売されている製品で25mgが2028年3月まで、50mgが2027年11月までと比較的長く、処方時には箱の表示を確認することが推奨されています。
富士化学工業のジェネリックとは

富士化学工業のバイアグラのジェネリック(後発医薬品)である『シルデナフィル錠 25mg/50mgVI「FCI」』は、2014年9月17日に勃起不全治療薬として厚生労働省から製造販売承認を取得し、2014年10月1日に発売開始さました。
剤形は先発品であるバイアグラと同じくフィルムコーティングされた経口薬です。画像の通り見た目もバイアグラと酷似しています。それもそのはず、大きさや形、色調だけでなく有効成分はもちろんのこと添加物までバイアグラと全く同じだからです。
シルデナフィル錠50mgVI「FCI」の場合、錠剤の表に「FCI 50」(25mgの場合は「FCI 25」)と刻印が入っていて裏側は何の刻印も入っていません。製造元である富士化学工業株式会社は富山県中新川郡上市町に本社を置く国内の製薬メーカーで富山県に3つの製造工場を設けています。
処方価格について
当院では、以下の価格にてシルデナフィル錠25mg/50mgVI「FCI」の処方を行っております。1錠から処方可能です。また、初診料及び再診料は無料ですのでかかる費用はお薬代金のみとなります。
「10錠以上の割引価格について」どのような組み合わせでもED治療薬の合計が10錠以上となれば適用
「30錠以上の割引価格について」シルデナフィル錠25mgVI「FCI」を除いたED治療薬であれば、組み合わせの合計が30錠以上で適用
| 【国産正規品】シルデナフィル錠(1錠あたりの価格) | 10錠未満(税込) | 割引価格(税込) | ||
|---|---|---|---|---|
| 10錠以上 | 30錠以上 | |||
| 診察料 | 無料 | |||
| 【後発品:バイアグラジェネリック】 | ||||
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シルデナフィル錠25mgVI「FCI」 | 500円 | 400円 | |
| シルデナフィル錠50mgVI「FCI」 | 900円 | 800円 | 700円 | |
* 処方単位:1錠* 当院の料金表は全て消費税込み表記です。
製剤画像と添付文書
以下がシルデナフィル錠20mg/50mgVI「FCI」の包装箱及びPTPシートです。





| 添付文書医療関係者用 | インタビューフォーム医療関係者用 | くすりのしおり | |
|---|---|---|---|
| 25mg | 50mg | ||
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シルデナフィル錠25mgVI「FCI」くすりのしおり外部リンク | シルデナフィル錠50mgVI「FCI」くすりのしおり外部リンク |
| 423KB | 893KB | – | – |
富士化学工業について
1946年(昭和21年)富山県上市町の地にパン用イースト菌製造を主体とする北陸化学株式会社を設立。
1954年(昭和29年)ノイシリンの製造承認許可を獲得し、量産開始。社名を現在の『富士化学工業』に変更。
1961年(昭和36年)通産大臣発明実施賞を受賞。
1965年(昭和40年)1号スプレードライヤー完成。日本で始めて医薬品のスプレードライ加工サービスを提供開始。
1977年(昭和52年)郷柿沢工場に有機薬品工場第2棟完成。科学技術庁藍綬褒章受賞。
1980年(昭和55年)郷柿沢工場に4号スプレードライヤー完成。中部地方発明表彰、富山県知事賞受賞。
2001年(平成13年)アスタキサンチンの原料『アスタリール』の製造販売を開始。
2010年(平成22年)アスタリールが米国FDAよりGRASの認証を取得。アスタリールが2009年度フロスト&サリバン賞(健康補助食品原料部門)を受賞
創業から長く伝統ある製薬メーカーであり、富山県に3つの工場を所有しています。主な事業は原薬受託製造、スプレードライ受託製造、製剤製造・受託製造、賦形剤の製造販売、OTC医薬品販売、アスタキサンチンの原料生産・精製・加工・販売。
以下の富士化学工業の会社概要を見ていただければおわかりいただけると思いますが、取引先は国内大手製薬会社が大半を占めていますので高い品質であることが伺えます。
会社概要⇒https://www.fujichemical.co.jp/profile/index.html
以下は、富士化学工業株式会社の企業PR動画になります。
バイアグラとの違い

上記は先発品であるバイアグラ錠50mgとシルデナフィル錠50mgVI「FCI」の比較写真です。とても良く似ています。色と形だけではなく以下の比較表の通り添加物や大きさまで全く一緒です。様々なメーカーからジェネリックは発売されておりますが、その中でもバイアグラに一番酷似している国産ジェネリック(シルデナフィル錠)と言えるでしょう。
| 先発品 | 後発品(ジェネリック) | ||
|---|---|---|---|
| 販売元 | ヴィアトリス | 富士化学工業 | |
| 製剤名 | バイアグラ錠 50mg | シルデナフィル錠 50mgVI「FCI」 | |
| 添加物比較 | 有効成分 | シルデナフィルクエン酸塩70.23mgシルデナフィルとして50mg | シルデナフィルクエン酸塩70.23mgシルデナフィルとして50mg |
| 添加物① | 結晶セルロース | 結晶セルロース | |
| 添加物② | 無水リン酸水素カルシウム | 無水リン酸水素カルシウム | |
| 添加物③ | クロスカルメロースナトリウム | クロスカルメロースナトリウム | |
| 添加物④ | ステアリン酸マグネシウム | ステアリン酸マグネシウム | |
| 添加物⑤ | ヒプロメロース | ヒプロメロース | |
| 添加物⑥ | 乳糖水和物 | 乳糖水和物 | |
| 添加物⑦ | 酸化チタン | 酸化チタン | |
| 添加物⑧ | トリアセチン | トリアセチン | |
| 添加物⑨ | 青色2号 | 青色2号 | |
| 色・剤形 | 青色・フィルムコート錠 | 青色・フィルムコート錠 | |
| 大きさ質量の比較 | 質量:309.75mg | 質量:307mg | |
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| 錠剤画像の比較 | バイアグラ | シルデナフィル「FCI」 | |
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服用における注意点
先発品のバイアグラと同じですので以下を参考にして下さい。
- 服用方法 ⇒効果的な服用方法及び注意点
- 服用できない方 ⇒バイアグラを処方できない方
- 一緒に飲んではいけないお薬 ⇒バイアグラの併用禁忌薬
- 副作用 ⇒バイアグラの副作用について
- 心臓に悪い? ⇒バイアグラは心臓に悪いのか?
- コロナワクチン ⇒新型コロナワクチンとED・AGA薬の使用
シルデナフィル錠「FCI」の使用期限
2025年10月21日現在のシルデナフィル錠VI「FCI」の25mgと50mgの使用期限は以下の画像の通り、25mgが2028年3月まで、50mgが2027年11月までです。インタビューフォム記載の使用期限は製造から3年ですが現在、流通している最新のものは以下の画像の通りですので25mg、50mgともに処方されてから2年以上あります。

使用期限は上記画像の通り箱の側面にだけ明記されています。箱から取り出した PTP シートには使用期限の表示はありませんので処方の際に使用期限を聞いておくとよいでしょう。当院では、待合室に以下のような使用期限表を掲示しております。気になる方は書き留めておくなどなさってください。

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当院の治療方法
浜松町第一クリニックでは、患者様に問診を実施し、厚生労働省に認可されたED治療薬を処方しております。例えば、心因性EDの場合、何らかのきっかけでEDの悩みが改善するケースが少なくありません。当院の集計データによると、そのほとんどは、バイアグラなどのED治療薬を1回から数回服用し、ご納得のいく性行為ができれば、それが自信につながり、その後はED治療薬を服用しなくても改善するケースが多いことが証明されています。もし、同じようにEDで悩まれている方がいらっしゃいましたら、ED治療薬を試してみることによって改善される可能性は十分にあります。少しでも心配な方は一度当院で受診されてみてはいかがでしょうか?
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バイアグラは、ED治療薬の元祖とも言われている勃起補助薬剤です。 日本では1999年3月より発売され、知名度のみならず愛用者も多いお薬です。
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レビトラは、2004年6月に発売された即効性のあるED治療薬です。販売中止が発表され現在、国内市場からは既に姿は消失しています。
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シアリスは、2007年に発売された最新のED治療薬です。バイアグラ、レビトラと比べ圧倒的な持続効果が特徴です。
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世界で不動の地位を築いてきたバイアグラ。ついに特許期間満了によって2014年5月にバイアグラのジェネリック(シルデナフィル錠)が登場しました。
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レビトラの代替は厚労省から認可を得た国産の沢井製薬、東和薬品、富士化学のレビトラジェネリック(バルデナフィル錠)を推奨します。
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2020年3月にシアリスのジェネリック医薬品「タダラフィル錠」が登場。厚労省から製造承認を取得した東和薬品と沢井製薬のものを扱っています。
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