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コピー元URL: https://www.hama1-cl.jp/column/pharmaceutical_company_reorganization.html

要点

ヨーロッパでは薬の数量ベースで70%以上、米国では90%以上がジェネリック医薬品であり、日本でも2014年から2020年にかけて普及率が約49%から79%に上昇。特許切れ後の薬とジェネリック市場が急拡大しており、製薬企業は新薬開発とジェネリック部門を分社化し速やかな意思決定を図る戦略を強化しています。

2020年11月16日に、ファイザーが特許切れ薬およびジェネリック事業を担うアップジョン部門をマイランと統合し、新会社「ヴィアトリス」を設立。これにより業界のトップシェアであるイスラエルのテバを凌ぐ売上規模を持つ見込みとなりました。

MSDは2020年3月31日、特許切れ薬とウィメンズヘルス、バイオシミラー事業に特化する「Organon」を創設。Organonは世界140カ国で60以上の製品を展開し、「すべての女性により豊かで健やかな毎日を」というビジョンのもと、ブランド確立と婦人科領域への注力を目指しています。


タイトル:製薬会社の事業再編